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家の価格について 建材 床編

集中したら二日でできる原価計算が、あちこちと外に出入りや他の対応をしていると集中できなくて予想以上にはかどらない。それこそ電話禁止でどこかにこもって作業する方が早いなぁと実感

 

ひとまず大きな家の原価は出せたので、これを元に想定利益を計算して、提出された見積り内容をチェックするとします。これらはすごく時間かかるけど、ここがとても大事だからなぁ。仕方ないわな。

 

 

さて、今日も参考プランを元に床や建具などの事についてオハナシをします。

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まずは、床について考えてみましょう。今回の上のプランでフローリング部分とそうでない部分はどこでしょうか?わかりますでしょうか?図面を見る限りそうでない部分を考える方が早そうです。

 

 

1階では、玄関の土間、トイレ、浴室、洗面脱衣室、階段のあがる部分は階段の素材を使いますのでフローリングを使うわけではありません。ところが、階段下の収納の床では、フローリングを使うことになります。

 

一方2階では、収納や家具室の床でもフローリングにするとなれば、階段部分とバルコニー以外は全てフローリングとなります。

 

そのフローリングについては、これまた色々な建材メーカーがあります。思いつくだけでもパナソニック、ダイケン、ウッドワン、永大、リクシルなどで他には意外な盲点が、三協アルミなどサッシメーカーまで出していたりします。

  

>>>メーカーのホームページはこちらが便利

 

もちろん上の各メーカーは、建材メーカーなので無垢ではなくて新建材となっていますが、ウッドワンは無垢材として扱われることも多いですのでお時間あるときに一度見られてはいかがでしょうか?

 

これまでの事例は、こんな感じです。

パナ製の床材

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ウッドワン

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他の選択肢として、新建材ではなく、杉やヒノキ、パインなど無垢材を選ばれる方もおられます。

 

その事例はこちら。
栗材

 

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もちろん、これらは、建て主さんのお好みとご予算との兼ね合いで選ばれてもよろしいかと思いますし、各部屋で使い分けもできます。例えば1階は、自然素材で2階は新建材という感じです。

 

ただしこの場合1階と2階をつなぐ階段をどういう素材にするのか、色があうのかなどしっかり考慮された方がよろしいです。また床暖房を希望される場合は、無垢材は避けた方がよろしいかと思います。(ウッドワンはその点可能)

 

もちろん今の時代、床暖房対応の無垢材がありますが、反らないように薬剤を使用している関係上質感が無垢らしくなくなります。

 

この床材の見積をする際の注意事項として、床材の場合、梱包ごとで販売されています。例えば、パナのカタログを見ていただきましょう。

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右下に①ケースの単位が書かれています。上の事例では、1ケース3.3㎡、つまり1坪単位となっています。この商品の場合は、その1ケースの定価が28,000円であるという事で、この定価に仕入れの掛率が絡んできます。それが、30%なのか40%なのか?で、これらはメーカーにより違ったり、シリーズによっても違いますので、都度価格の確認しなければいけません。

 

ちなみにこちらなどは、価格だけ見れば安い!となるのですが単位は半坪となっています。

 

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実際倍にしても、22,000円か25,000円となりますので、上よりも安いのですが、シリーズのよって掛率が違ったりしますので要注意の上の判断が必要です。つまり、これも昨日書いた設備機器と同じで、結局はいくらで購入できるのか?がポイントであります。

 

ですから、フローリングを貼る面積は、上のプランからもその数量は決まっている事になり、あとは、何を貼るか?どこの何シリーズを採用するのか?の違いであります。

 

その結果が、貼る床面積 × 単価 となりますので、1万円の床を貼るのか、2万円の床を貼るのかの違いであるから、どこかの馬鹿な住宅営業マンが言ったように自然素材を床に使った普通の家が100万も200万も上がるという事などあり得ないわけです。

 

このような理屈がわかれば、嘘も価格も見えてきます 
是非 今後の家づくりのご参考にしてください。

 

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