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家のプランニングと価格について その2

昨日の続きです。

今回の事例は、次のように同じような建物が立ち並ぶ東側道路。

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なお、最初に言っておきますが、図面というのは基本は上を北として書くものです。

  

もちろん図面の中のバランスやサイズにより、縦長に書いて結果的に右が北になる事もありますが、そうでもないのにリフォーム会社や不動産会社の特にチラシや時折、住宅会社でも平気で北をあらぬ方向で書く方がおられますが、これですよ。図面の基本を習っていない方、野球のキャッチボールと同じで基本を学ばないとこうなります。

 
そんなハナシはさておき、この建物は、間口が910㎝マスが5.5個なので2.75間となり、奥行が本体4間で出っ張りの玄関部は1間×1間です。(1間は1820㎝)

 
このままの玄関の位置で建てると外構の門扉などが、そのまま使えたり、大幅な外構工事をしなくてすみますのでコストがかからなくなります

 
しかしながら、昭和の時代の建売なので、仕方ないですが、セオリーでいきますと玄関は、東南角を押さえるより、できるだけ北側にもっていった方がよろしいとも言えます。

 

ただ、上で申した通り、門扉の位置も変え、お隣の方の了承もあり、外構にもそれなりの費用をかけるということでしたら、そのコストとのバランスとなりますが、よくあるのは、コストの事もあり、そのままの位置で計画される方がほとんどであるという事です。特に建て替えの方の場合は、これまでの慣れから位置を変えない方がほとんどです。

 
ですから、外構含め全体の計画として予算もそれなりにあり、全体を見直し、考慮したいのであれば、昭和の時代に建った建物が正解でもないと言えることからも、全てを白紙にして考えられた方がよろしいです。

 
高度成長期の昭和の時代では、借家から持家へがテーマでしたので、その時代は、質より量でしたからそこまで考えてなかった時代です。

 

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