ムダな空間&使える空間
今日は プラン講座のお時間です
わかりやすい事例として 早速この空間を見てもらいましょう。
1階に何もかも詰めた結果 2階が仮にこうなったとすれば、テーブル置いてソファーをおいても、誰しも使わない空間がある事は想像でるかと思います。
これって つまり・・・
がらーーーん(広すぎない?)
てなことに。。。
小さな事で言えば、下記左の写真
収納内で奥さまが立っている空間。戸と収納の間で何も置かない、置けない空間。そこにもあたりまえに建築コストがかかりますから、部屋を広くした方がいいわけでして、こういう部分の何センチにもしっかり拘りましょう。
一方で右の写真のようなキッチンの背面ですが、そもそも何を置くねん!と言いたくなるのですが、これはこれで有効とも言えます。
空間を意識して、小さなスペースをもっとしっかりと意識しましょう。
でも、キッチン背面のようなニッチは取り過ぎると見た目にうるさく、やり過ぎは多少貧乏くさい家になりますのでご注意を。
結局 使わなくなる部屋が発生しませんか?
わが家は 既に築17年目 余りガタは来ておりませんが、当初の更地の状態がこんな感じ
上の写真は、お隣がそれなりに著名な建築家の家を建てた際に雑誌に掲載した時の写真を採用しております。
わが家は、3階建てで、住み始めた時は両親含め7人家族
1階に 和室と洋室に両親
2階は LDKですがわが家のリビングは和室
3階に 大きな洋室(うち1部屋は2部屋に分かれます)2つでロフト付きで 4LDKまたは5DKです
この13年もの間に途中義母も療養できたり、両親も亡くなり、息子は東京に仕事で行きましたので、今では4人で住んでおります。つまり5DKなので 各個人が各部屋で寝ております。
更にこの先10年。娘たちが出ていくとこの3階建てに2人で暮らす事になりますし、順番からすると私が先に亡くなるとして、この家に嫁一人で暮らす事になります(笑)が、そんな時は、子供の誰かが間違いなく帰ってくるかと思いますけどね。。。
年老いた2人若しくは1人だけの場合であれば、ロフトどころか3階に上がる事はなくなります。。。てなこと考えると荷物置きのスペースとなるだけです
年齢とともにモノを減らしている事を考えるとかなりもったいないですね。
たまたまわが家では、今では使えてますが、こうした将来計画もしっかり考えて、本当に必要な空間を有効に可変性できるように考えられた方がいいです
そんな意味でも、間取り変更できにくい工法であったり、プランであったり、ハウスメーカーや不動産会社ががよく提案する単室ばかりの間取りって、家族が変わると10-20年先物置になってしまう可能性が高いですが、間取り変更可能だとしても、またその時に莫大な費用をかけてリフォームされますか?
・・・もったいない。
よくあるのが、立派な床の間など設けている客間。それを作った結果
思ったより お客さんが来ない
結局 来てもLDKでハナシをする
などとならないように何かと兼用された方がいいですよ!という理屈になります。
基本的にイエづくりをする会社は、建ぺい率ギリギリで坪数をできるだけ大きく建てようとする傾向があります。
そうする事によって、ゆとりも生まれ、床面積も増え、工事価格も間違いなく上がり 高くなるからです。
ですので、ご注意いただきたいのが、イエづくり会社が提案する坪数とあなたが本当に必要とする坪数は違う!という事です。
そこをよくご理解されて、プランを見ると無駄を見え始め、それだけでかなり経済的になりますが、その床面積を守りたいプロが修正をするかどうかは別であります。