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結果的に利益の2重計上?

まずは、こちらをご覧ください 

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以前のイベントでいただいた資料の一部です。

 

1000万の家づくりをするノウハウを280万でお譲りします!との事です。

はい!もちろんプロ向けの販売で、もちろん28万ではないですよ、280万!です。 

 

大雑把ではありますが、フランチャイズってこんなものです。
で 月会費も払ってまでそれに入る会社や経営者もいてますが、さて 素朴な疑問ですが、そもそも1000万でできる根拠、1000万って言っている根拠、家の大きさと仕様と性能、もし想定している価格と地域や職人の差の価格をどう補てんするのか?などなど。

 

現在、様々な方の様々な家づくりのプロジェクトを進めておりますが、よく簡易的な仕組みで、簡易的に供給できるように・・・とこの住宅業界では推奨されるのですが、本来のモノづくりや家づくりというのは、面倒で時間がかかるものであり、その経緯も含めて楽しいものであるし、理屈などを理解して考え、しかも、おそらく最も発注者である消費者にとって経済的である!と考えているので、作成する見積書は、40ページ前後になります。


 そんなに見積もり作業って 大変なの?

 

というご質問が時折ありますが、面積だけ入れてどんぶり勘定で出るような簡易積算ではありませんので実に大変な作業なのです。

 
それぞれの建て主の方が、1件1件各社別々の価値観のオリジナルの家をつくるためには、一つ一つ商材を拾い出しをしていかなければなりません。

 
例えば、壁にしても、床にしても、縦×横とか高さとか…。床材であれば、何を使うのかによりその梱包数を確認して、拾い出しをしなければなりません。

 

これ、1坪単位の床材なら、1.5坪の床張りでは2坪必要という事で、その単位は 商材によりばらばらなのです。

 

よく工務店やリフォーム会社の見積もりである商品などが 何割引き!と書かれていますが、その割引した価格が、原価というわけではありません。その割引した価格でも、まだ過剰な利益がある程度確保されているのがほとんどです。

 
その価格にさらに上乗せして諸経費として計上されるので、少し過剰な利益が確保されていくことになります。


つまり、利益に利益を計上していることが、今の家づくりに多いのです。

  

原価が見える家づくりにおいては、それを全てガラス張りのオープンにして、丸裸の見積もりにしているから、ある意味この作業も大変なのであります。

 


■無駄のない家づくりをするためには…

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