家づくりは足元をしっかりと。
家は英語でHOUSE。弊社の名前もハウスネット。ネーミングは、前社からの名残ですが、くつろぎがあり温かみがあるのは、間違いなく HOME です。
一日の始まりでもあり、終わりでもあるHOME。一息ついて寛げるHOME。
せっかく家づくりをするならそんな「Home」を創りたいですよね。
そのためには まずは「足元をしっかり見る」
その足元とは、建物でいうところの基礎や地盤。構造や仕様や性能がどれだけ良くても足元が悪いと「Home=住まい」は成立しません。
家づくりをする際にもその足元をしっかりと考えないといけないのですが、その足元とは、まず身の丈を知るという点が浮かぶかと思います。
良い車を見れば誰しも欲しくなりますが、だれかれ買えるような価格ではありませんから身の丈にあった満足する車を買われます。私のように車を所有する欲がほぼなければ、カーシェアやレンタルで充分に満足しています
家を建てる方も同じで、住宅展示場などで展示されている高級住宅を見るから、ご自身の足元が崩れ始めるのです。無理飲茶をしたり、不経済で無駄の多い家づくりに興味を持たれ、わからないからという理由をつけてご依頼されます。
ただ根拠なき感覚だけのご予算がそもそも無理な方もおられますし、そんなにかからない家を高額で買われる方もおられますし、ムチャグチャな世界だからこそ、足元をしっかり見ながら進めなければいけないのです。
もう一つの足元は、暮らし方です。これは現在と将来があり、現在の住まいの長所と短所などを一度考えてみて、モノを見直したり、量を把握したり。スペースがあるからモノが増えるという考えもした方がよろしいかと思います。
他には、休日の過ごし方や家族のコミュニケーションの場や一日の家族の動きなどをこの機会に書き出してみれば、何かの気付きがあるかもしれません。
こうしたことにより漠然としていたことが少しでも現実化されればよい事なのです。
次は将来のことですが、例えば、子供がこれからとかまだ小さい場合は、子供がそれなりに大きくなるまではどなた様も想像されるので、子供部屋を考えるのですが、子供さんが大人になり、世帯を持って孫を連れて帰ってくることまで想像される方は少ないですので、最終的に夫婦だけ…いやどちらかひとりになることも想像されたほうがよろしいです。
そんな意味でも、間仕切りの取り外しができる事や動く家具を利用したり、お金を掛けないでもリフォームできるように可変性を持たせることを考えたり、大きすぎる家が本当に必要だろうか?とか、大きすぎるからエネルギー効率が悪いのでないか?とかをしっかり考えたほうが良いですよ。
住宅会社の提案する固定概念は外してもよい事もよくあります。各子供部屋に収納がいるだろうか?一つの部屋にまとめて収納して、そこから着る服を部屋にもっていく方が良いのでは?とか、そもそも部屋は寝るだけでよいのでは?勉強することろは、将来書斎や趣味でもつかえるように外にまとめたほうが良いのでは?などなど。
建売や賃貸のように家にあわせて生活するのではなく、自分たちにあわせた家に暮らすという意識をもたれたら、きっとそれが個性となり、使い勝手となり、居心地良さとなり「Home」となると思います。
家づくりの楽しさを共有する意味でも、親だけで決めるのではなく、せっかくですから子供の意見も聞いてみると良いです。子どもならではの面白い発想をしてくれるかもしれませんよ
家族の絆も深まり、土台となりこれも足元となるのですから。