それだけの買い物をするからあたりまえ!?
今、ある方のご自宅の本見積りを元にした概算見積もりを作成中です。
この理由は、意味のない概算ではなく明細から概算をしっかり作れば、本見積りに近い概算見積りが素早く作成できると考えており、それは消費者の計画に有効となると考えております。
その本見積りを見ると敷地条件により価格変更する部分を除くと㎡あたり19万だから坪60万前半、つまり、この住宅価格は普通に考えたら30坪ぐらいで坪70万台すなわち坪当たり10万=300万を追加したらかなり贅沢となります。
もちろんそれが太陽光設置するだけで一発で吹っ飛ぶかもしれません。
なお、あえてあらためて言いますが、敷地条件により価格変更する部分とは、給排水引込や地盤改良や規模により差がある解体、浄化槽の有無や擁壁など敷地に対する費用などでありそれらは敷地によりますので平均データーからは除外しております
となれば、理屈で言えば、坪80万となれば、600万超えの別予算があるわけですからそれだけ出したら相当贅沢になるということです(笑)
ハウスメーカーは こんな事を言いきってますね
この記事の中で
同社の注文住宅の平均本体価格は約3200万円だ。
1坪(3.3平方メートル)当たりの単価は約81万円だが、新ブランドは100万円以上になる見通し。1棟当たりの価格は6000万円以上を見込む
とありますように通常は 平均坪81万!って言ってます。
坪60万を逆算すると利益率25%程度とすれば、家の原価は45万(ちなみにこれも家の大きさにより、小さいほど坪単価は高くなる理屈)ということになりますが、コストを下げる理由って
- 手間代を安くする
- 材料費用をさらに安くする
- 工程を短くする
- 工種を減らす
- 発注先の価格を叩く
などですが、これって誰かを不幸せな気持ちにさせている家づくりですが、これらのいずれかをしながらも、利益率を高く設定しているのがハウスメーカーで、40%を超える会社もあると聞いております。
仮のハナシに過ぎませんが、仮に坪80万の原価が上記のように坪45万とすればそれだけで利益率44%になるわけですから、辻褄もあい、中小より仕入れが若干でも安い大手なら原価はさらに低いわけですから利益率はもっと高いのか?となりますよね?
彼ら曰く、都合いい時だけ高級ブランドといいますが、建てた後、本当にその差がよくわかります?坪100万の家のことを行っているのではないですよ。一般的な仕様の住宅のオハナシですからモデルハウスとかと混同してはダメです。
単純な話 贅沢な家というのは、そもそもの家の原価が40万台から50-60万程度になることであり、買う価格が高いから必ずしも贅沢な家であるとは言えないのですよ。
大いにその価格に無駄も含まれているとも解釈できるのです。
贅沢 気品ある 豪華や上品 というのは そういう意味からも〝いいモノ〟を使っていたらあたりまえなんですよ!それだけの買い物をされているからで、そんな簡単な理屈なんです。
でも、この原価が見えなくなったり、利益が見えないので、営業マンを通じて差がよくわからないということをだから〝ブランドがいい家で安心〟という考えに変えられてしまっているのです
はい。その程度のものなんですよ
家づくり会社が上場していることそのものが、株主最優先の家づくりとなっているわけで、それが全て正解とも、不正解とも言えない時代だと思います。
でも、素朴な感想がそもそも家をつくる会社が、消費者より優先する相手があるのも不思議ですし、上場までする必要あるかな?と個人的には思ってます。
その今の家づくり
あなたに理不尽ではないですか?