モデルハウスは標準でないからややこしい⁉
詐欺にならない モデルハウス!?
日本の住宅展示場のモデルハウスは、現実的ではないと感じている方は沢山おられます。ほとんどの家の価格が1億すると聞きますが、設備も家具もカーテンも一流です。ニトリやイケアの家具はないかと思います(笑)
売る側もそれを逆手にとって、現実的な家もぽつぽつ建っています。街かど何とかという感じで先々売却するつもりで建てているものも増えてきています。
中古住宅では、生活感を出す為に家具やインテリアも付けて販売されるものもふえております。
平均年収が、400-600万と言われているのにその10倍から20倍以上の費用をかけて建てられたモデルハウス。そんなに大きなギャップがあるのにそれを見せて、皆さんの購買意欲をそそります。
なお、所詮噂に過ぎないかもしれませんが・・・
米国では高価なモデルハウスを使って、安価な住宅を販売すれば、立派な詐欺罪として罰せらるらしいという事も聞いいたことがありますのでお伝えしておきます。
罪になるかは別にして、あたりまえといえばあたりまえですよね。住宅&不動産業界の方々も、高級な衣料や食品を見せられて違うものを買わされたら怒りますよね。なんでそれを自分の仕事ならできるのかなと思ってしまいます。
家づくりの標準仕様 あなたとプロのギャップ!?
そんなモデルハウスで採用されている現在 家づくりを進められている方
- キッチンの高さは、しっかり確認しましたか?
- お風呂の仕様やグレードは、確認しましたか?
- 洗面化粧台は、IKEAを採用する事も了解されましたか?
- それらの設備機器や床や扉などの仕様と価格は見ましたか?
- 屋根や外壁に関しての理解もしていますか?
- 窓の仕様も 理解していますか?
- 省エネ等級は 確認してますか?
- 構造は、どこにコストがかかっているなどの説明ありましたか?
- 断熱材は なにを使います?性能は?それはどんなもの?
- 建具の数 平面プラン 屋根 間取り コンセントスイッチの数は?
これらが決定してはじめて、正式な見積もり というものができるのです
だから、何も決めていない概算は、あくまでも概算で、概算ではあるが、一応これで設定しています!というものは必ず存在します。
それらの打ち合わせやすり合わせもしないで理解もしないで、あなたに一度お会いしただけで最初にいきなりプランと見積もりを出すという事は、プロ側にとって都合のよい〝標準仕様〟であり、しかもどんぶり勘定で中身がわからないなら仮契約後に相場より高い価格で次から次へと追加やオプションを別途及び追加工事として契約されるのです。
ただし、融資の仮審査用と概算や見積もりの意味は全く違います。仮は仮で審査用であり、概算とも違いますのでこれらを混乱されてひとり相撲を取らないように気を付けてくださいね。
その銀行への審査についても、窓口が頼りなければ一度にすみません。色々と難癖をつける頼りない窓口もしばしばで、質問に対して回答できない人を窓口に置いている銀行などもよくあります。
そんな場合可能であれば、できるだけ統括している窓口となる住宅ローンセンターなどに行った方がよいですよ。頼りない窓口の場合は、追加であれこれ出せ!という割に時間がかかった結果 〝ご融資は無理〟ってなこともよくあるのでご注意ください。家の価値や資産や現物の状況を判断しない銀行はそんなものである。
ハナシはそれましたが、最近、前記のようなテクニックを工務店も覚えて、後出しジャンケンをする工務店が増えております
例えば、わかりやすいのはコンセントで、数を少なくして概算時に入れておけばよく、仮契約してから数をお伝えして、そこから数を増やしていくと、例えば、追加1ケ所に付5000円だと1万円だと言われても、そもそも1ヶ所あたりいくらなのかを知らないあなたは、全て受け入れていかないといけなくなります。
プロが作業を簡略化するために利益率もよくするために企画化されて、いつの間にかできた住宅の標準仕様。
一方では、そのプロは、口では〝十人十色 三社三様〟などというウケの良い言葉も使っておりますが、どこ基準で何をもって標準といえるのでしょうか?
人によってキッチンの高さや幅や使い勝手、希望する内容、仕様は違いますし、お風呂も内装も人それぞれのはず。
プランだけが違うだけで、仕様がどれも同じという家づくりを希望しているか・・・です。
仮に同じプランでも、見積もりを拾う売る側の担当者や営業マンのさじ加減によって売価も違うのが、本当にいいのだろうか?
買う側が、内容を把握や理解もしていない曖昧なままの標準で、取り急ぎ仮契約してから、のちほど追加やオプション工事で相場よりも高い利益を計上する仕組みって、そもそも誰のための家づくりなのか?と大いに疑問である。
他業界で消費者となる自分たちがされたら腹立って怒るような事をなぜにあたりまえかのように平然としているが、この住宅&不動産業界の方々は 間違いなく麻痺しています。
■ 実際に建てる事が出来る家を見ましょう
■標準仕様と見積もりでその会社の理念がわかります