構造のキモ
これをお読みの皆さんは 阪神大震災をご経験されていますでしょうか?
記憶にあるでしょうか?
ちなみに大谷君世代の息子が生まれた年です。
地震がある度に神経質になるように皆さんもあたりまえに耐震性を気にされるかと思います。
大きな地震があるたびに木造で屋根が重く、耐震性がない建物が崩れていますが、建物だけの問題でもなく、鉄骨造などであっても地盤改良をされていない建物も倒壊していましたので、倒壊する理由も何となくわかるかと思います。
よく施主さんが「素人が基礎を見てもわからない!」とか言われますが、真っ直ぐな建物を建てるためにアンカーボルトなどがきれいに並んでいないとか、モルタルが波うっているとかぐらいはわかるかと思います。
接合部を含め、基本となる相手が整然としていなければいい建物ができるはずなどないのですが、あまりむずかしく考えすぎない事です。
断熱についても、昔は外断熱についてよく質問されましたが、なぜ急にある時期それを言い出したのかと考えれば、何かがキカッケ誘導されたといえるのです。
外断熱の場合は、ある本がきっかけでしたが、ゴーストライターが外断熱材を売りたくて仕組まれたと考えれば全てすっきりとするのではないでしょうかね?
これもマス媒体を使った洗脳手法で見事な戦略が嵌ったとも思えますが、今ではほとんどの方がそこまで言われませんのは、やはり本の影響であったことがわかるかと思います。
ついでにお話をしておきますとそれに絡めたオハナシで、構造もマンションなどは鉄筋コンクリート造で一般住宅のほとんどは木造。
その違いが基本で、マンションの構造である鉄やコンクリートなどの素材は、木材に比べて熱伝導率が高い、つまり熱が伝わりやすいという事は、外が寒ければよく冷えるという事になります。
その対策のために寒冷地のマンションの外との温度差をできるだけ少なくするためにつまり、内部結露対策のために外断熱ができたと考えればわかりやすいのではなかろうか?
その木造でもツーバイフォーと在来がありますが、建て方の理屈から言えば耐震性が強いのはツーバーフォーが少し優れていると言え、在来と大きく違う点は、例えば在来などは建売では、外壁の下地の合板を省いたりして建てたりしていますが、ツーバイの場合は、基準がしっかりと決められているので材料や金物の量をとすことができません。
だから、不動産会社が絡む建売やローコスト住宅というのは全て在来工法なのですよ。