潰れる会社と残る会社のちがいの真面目な話
私は、この立場なので大小様々な会社とその経営者とオハナシをする機会があります。
特に中小などは、しっかりした経営方針をお持ちの方と勢いだけの経営者との違いをよく感じます。
一時期は、後者の方が勢いあって目立って伸びていくように思いますが、皆さんも、これまでの様々な会社でも気づかれているように潰れるのも凄い勢いで潰れたりもします。
IT業界や分譲会社などがいい例です
- 立派なカラー刷りのチラシ
- マスコミにあちらこちらで出ています
- ネットでも広告も出たりします
- 東京にも進出するらしい
- 差別化のためにFC店に加盟する
- テレビ番組まで作ってるらしい
- 社員がどんどん増えているらしい
- 事務所移動したらしい
- 分譲始めたらしい
- 本業以外の事も色々と・・・
目立つことだけを見ていて、内情を知らなければ、誰しも「凄い勢いのある会社だなぁ~」ってなこと感じたりします。
で、しばらくして、次に噂を聞いた時は、あの会社が危ないらしいと耳に入りますが、私からすれば、「知らんがな?」なのですが、この住宅&不動産&リフォーム業界では、そんな事はよく耳にする事です。
そりゃ~普通に考えたらあたりまえです。広告をある日途端にやめる勇気があればよいのですが、ほぼそれほどシビアに管理しておられません。宣伝していたら悪い薬のように安心するようで、広告費用も社員も倍にしたからお客さんも利益も倍!・・・なんてことにはなりません。世の中、そんな単純な事ではありません。
売上の割にそれらの経費だけがかかる(どぶに捨てる)って事になりますよね。
で、暇になった時、経費だけが着々とかかりますので、その結果、借金を重ねて自転車操業で会社を経営していく
職人や協力会社に対しての支払い遅れると次第にいい職人や取引先は離れます。そうなると手が悪くなり、クレームが増えますので、悪い会社の仕組みのトルネードです
・・・冷静に考えたら、素人でもわかるんですけど、当事者なら、必死なのでわからなくなる、というか考えてられないんでしょう。
まとまった利益が入ったら太っ腹になる気持ちは、私たちでもわかりますよね。仕事だけでなく、宝くじで当たって破産する人でもあります。
臨時収入なんて入ったら、欲求を止めていたものまであれこれ買ってしまって、すぐになくなることでしょう。
一方で目先の数字にとらわれないで、確実に信頼を築かれている経営者さんは、5年後には、しっかりと基盤も築かれ、ぶれることなく成長され、見ていても立派で、派手さはないのですが、紹介などを確実に頂けるようにこれまでのお客さんをしっかりフォローされたりします。
こういう会社は、社員への満足度も優先されているので社員さんの定着率もいいんです。ただ、経営者や社員がちゃんとしているので、とかくずぼらな社員は続きません。
でも、これまで経験した会社でもありましたが、1-2年でやめたり、新卒や若い社員が育たなかったりしますが、不思議な事にとかくもてはやされるのは、その危ない会社でほぼ目立たないのは、信頼を構築されている会社で基本口コミでじわじわとです
不思議だな~ なんだろうな~この業界って思います。
大手なのに紹介リピート少なすぎるって、あきらかに満足度が低いんですよね?
それだけ棟数建てているのに何で紹介やリピートがないの?
何かが足らない
何かが不足している
何かが間違っている
と考えないのだろうか?
消費者はこのあたりしっかりと依頼先を考慮されたほうがいいです。
基本は心があるかどうか。
ほんとにその相手でよろしいんですか?
払い過ぎてません?
短期で借りてまで(つなぎ融資)払うって消費者に大きなリスクないですか?
数年前の事件を忘れてませんか?
先にお金払った会社が倒産して 家もできていないし、お金もなくなったという事件
皆さん、過去の方々からそろそろ学びましょう!
依頼する前に せめてその会社の支払い条件を確認したほうがいいです。できている以上に早くお金を取る仕組みづくりが、そもそも疑わしい家づくりと言えます。
■家づくりを依頼する会社の審査基準