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住宅業界の裏で本当にあったオハナシ

業界の裏であった嘘みたいな本当のオハナシを致します。

  

ある会社A社さん。このA社さんは、いわゆる卸会社さんでもあり、つまりこのA社さんから→材木屋→工務店と機器や建材などが流れます。

 

 

ある日の事、その会社の担当者さんから電話があり

 「B工務店ってご存知ですよね?」

 「はい 知ってます」

 「〇〇さんっていうお客さんを知ってますか?」

 「はい? ええ、こちらからご紹介したお客さんですが…」

 「その見積もりの依頼がこちらに来ています」

 「え!? ・・・ん?、どういうこと?」

 「材木屋さん通じてこちらに丸投げです」

 「なにそれ?自分とこで見積できないの?」

 「忙しいからなのかな?でもねぇ~その指示が…」

 「なになに?何か問題?」

 「適当にしておいて…という指示なんです」

 「適当!?…て…あ…そう…そんな指示を…」

 

さて 消費者の皆さんはこれを聞いてどう感じるのでしょうか?

もし、これがあなたの家ならどう感じます?

 
でも、まぁ~この業界では、こんな指示の仕方がとても多いのも現実で、住宅業界の裏方の仕事すれば、それはよく見えます。私自身も勤めていた会社で工務店への卸などもしていたので、情報をしっかり伝えてくる会社とそうでない会社が、はっきりわかれていました。その依頼方法として何もはっきりした考えなどを伝えないで適当に拾って見積しといて・・・という会社も多くありましたし、逆に数量だけは自分でしっかり拾って価格だけ質問してくる会社や担当者もあり、仕事の差は歴然でした。

 
得てして前者のタイプの会社ほどちょっとした間違いにつけこんで、値切ったり、責任とれ!とするタイプも多く、後者の会社などは指示が明確で「いくつ足らないから現場にいつまでにおさめてほしい!」などと粛々と作業を進められます。

 

そんなメーカーや取引先に対しての対応の差があるとわかっていて、あなたご自身がもしメーカーや取引先の一担当者とするならば、知人や親友に誰かを推奨したい!と感じるのはどちらの会社がよろしいですか?


これが答えです。

 
でも、このB工務店さん 裏のお仕事ぶりはそんなのですが、雑誌などでは宣伝しまくりでショールームなどもあり、バリバリお仕事されてる風で(笑)ご新築も活気よくされている風に見えてます。

 

もちろん上のような件は、ほんの一例で、取引先から支払いの悪さなどもお聞きしてますので、私の立場とすれば、このような情報も積み重なり、実際に工事されたお客さんのアンケートの回答やアフターの対応なども踏まえ評価していくのであり、こんなことは、表面上だけでするものではなく、蓄積していかないと簡単にジャッジはできないと捉えています。

 

皆さんが、ホームページや雑誌などで見えているのは表の顔で、人と同じで裏の顔や本質が大事なんです

 

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もう一つの信じられないオハナシが、ある建築家の嘘みたいな本当にあったオハナシをしましょう。

 
私が以前勤めていた会社の同僚から 「どこかいい工務店さんを知らない?」とご質問されましたが、そもそも、そのいい工務店っていう基準がわかりませんし、どういいのかは、生憎これだけでは伝わりませんので、具体的なオハナシを聞くと、どうやら知人が家を建てるためにその設計については、既に後輩の建築家に頼んでいて、でも、建てる工務店がなかなか見つからなくて探しているとの事。

 

まぁ~~この立場を長年していると大体わかるものでして、こういうご依頼の話についてはかなり眉唾もので、おそらく高い確率で予算とあわない図面を書いていることが問題というケースがほとんどであり、建築家によくありがちな、その予算でできもしないプランを先走って整えるからであり、こういう家づくりの進め方をしているとこれからの時代、職人不足で多忙な工務店は、どこも相手をしてくれなくなりますが、おそらくそんな空気すら掴んでいないと思われます・・・そう、センスの問題。

 

時折、設計事務所や建築家から物件がありますので、工務店をご紹介ください!的なメールや問い合わせが来たりしますが、迷惑かける可能性も高いし、ただ単にリスクでしかないので私は一切無視をしております。あまりにも深く考えないあんちょこな方に紹介なんてできません。

 
なので、会ってほしい!紹介してほしい!という事なので、私単独なら行かないのですが、一応その現場近くの工務店の社長に経緯と事情をオハナシして一緒に同行しました。

 
場所は、建築家の事務所。まずお願いする立場であるはずなのに施主まで基本来させる姿勢。そういうとこですわ f:id:house-net:20180911113320g:plain

 

お伺いしたら、案の定その建築家の服は、お決まりの上から下まで黒ずくめのカラス建築家。下記はイメージです。

 

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で ここでさらに不思議な感覚を覚えたのが、なぜか少々威張る施主。
 
   ・・・


私が、咄嗟に感じたのは、これは絶対にいい家づくりができないパターンで、施工する工務店をなめているパターンで、先輩と言われるこの建築家に工務店を見下されるような説明をされている。逆にいえば、その事により建築家の立場が上と誇示できるわけです。

 

こうなれば建築家も施主も、どちらも私個人的には人の気質として好きではないタイプであり、その建築家と更にハナシをしてみると口の利き方がなっていないし、態度もやはり横柄であり、発する言葉に全て棘があり、なぜこの方々は、こんなに偉そうな口や態度になれるのだろうか。。。

 

私は早い段階で引き気味に話を聞いていましたが、ひと通りの打ち合わせを終えて、その設計事務所を出てすぐに私は工務店の社長に「私が社長の立場だったら絶対に請けないので、このハナシを遠慮なく断っていただいてもいいですよ…もちろんそのご意思もご返事も基本的にお任せしますが…」ということではじまったこの案件。


その社長は、私とは違って前向きに検討をして、その後どうやら商談を進めたようで最後には請負契約を交わしたご様子ですが、私の立場とすれば、経営者として請けるという判断された事なので、それ以上何も言わず「あっそうですか。。。」と私自身は、すっかりその案件には興味をなくし、数ヵ月後にあれからどうなったのかをその工務店の経営者に確認したところ、それはそれは世にも奇妙で大変おそろしい結果に。。。

 

実は、その建築家は、ずっと現場に来てはなにかと “ケチ” をつけて工事をいたずらに長引かせ、かつ、支払いをかなり止めていた様子で、あまりにも、その支払いを止めていた額面が大きいので、工務店の経営者は、施主にご事情を説明して、少しのお支払いをお願いしたところ、なんと施主は既に支払済みである事が判明。その支払い先は、なぜかその建築家であり、その大きな額を受け取った建築家はそのお金を使い込んだ様子。


・・・やっぱりである。お金を渡す施主も施主なら、建築家も建築家。既にないお金は、回収できない始末で、これ嘘のような本当のオハナシ。

 

どうやらこの建築家は、色々なところから借金をしていたようでその支払いにあてたらしいのですが、今は手元に全くお金はない!ということですが、嘘みたいな話ですが、これはあきらかに犯罪です。

  

工務店と契約をしていながら、なぜか建築家に払った施主もそもそも私は疑っておりますが、心の広い工務店の経営者は、設計費用や建築確認申請代の作業などで返してもらうつもりらしく、警察沙汰にはしないつもりのようです。

  
それにしてもこの建築家ですが、今検索してみたらまだ廃業もせず、いまだ事務所の看板出して某所で(どことは言えません)堂々とお仕事をされています。実績にこの物件を掲載されているのが何とも痛くて・・・ある法人が推奨していたりしています(笑)

 

ちなみにその写真の中ではまた黒い服着ています

  
あたりまえですが消費者は、裏で実際に起きている事など何もわからないはずですが、家づくりの依頼先として信じているだけに何かやりきれない気持ちにもなりますが、逆に知らなければいい事なので言わなくてもいい事とも言えますが、どうにかならないのかな?とかの葛藤もありますが、こればかりは防ぐことができないです。


残念ながらそういうプロであってもこれらもご縁といえます。 

 

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