素人さんの為の家づくりい・ろ・は

素人さんの間違いだらけの家づくりの知識。 あなたの家づくりに役立つ知識を大公開! 続きはブログで・・・

建築家の先生!そもそも予算ありき・・・ですよね?

 

昨日の電話で建築家との家づくりについてのご相談のあったお客さまもそうですが、弊社にご相談する方は、感性の鋭い方が多いです。よく自分の視点で冷静に業界の対応についてご判断されていると感じます。常識のある消費者が非常識な対応と思える住宅&不動産業界について、素直に疑問を抱いている・・・そんな感じのようです。

 

だから オハナシを聞いてほんの少しのアドバイスで本当にいい感じの家づくりができそうです。

 

その建築家との家づくりのオハナシ。

    

建築家とあなたの住まいの夢を語ってください!と耳障りの良い言葉で、総予算を聞き出した上に建て主の要望をお聞きして時間を重ねて打合せをして、やっと間取りを出され、これが良い!と提案されるままの設備機器を採用して、性能も品質も推奨され、内壁も塗りで床は無垢材、何だったらキッチンまで造作だったりして、建具も造作で家具も造り付け・・・

  
これらを好きなように時間をかけて 図面を書く。これでご飯が食べていけるなら 建築家というお仕事はこんな楽しい事はないと思います。

 

さて 図面が整い さぁ見積もり!・・・その結果はいかがですか?

 

依頼者である建て主はご予算をお伝えしてそれが大前提で進んでいますよね。


だから、あれこれ推奨される商材も、それを含めてできるから推奨されたのだ!と素人である建て主は、理解しますし、だからこそ建て主が希望もしていないけど推奨したのでは?

 

予算ありきではじまって、それ前提で時間をかけてプランを決めて、時間をかけて図面を整えて、見積したら予算とかけ離れた価格になった。

 

なぜ、こういう非効率な家づくりの流れしかできないのかな?

見積できない方が、図面を整えるからですよね。

 

あれこれ推奨していたら あたりまえに高くなりますよね
予算も考えず、なんでもかんでも 予算内でできる根拠なく組み込んでいるわけです。


予算に限度なし!という場合ならともかく、誰しもあたりまえに予算はあります。

  
建築家の家って、大雑把にいいますとこんなことです。


 確かにプランは良くできている

 性能も仕様も理想

 能書きウンチクも立派

  

だから こりゃいいわ! となるわけですが、そもそも仕入れ価格や原価は、ノーチェックで進むケースがほとんど。わかるというなら逆になんでわかるのか?わかるなら自分で見積をしながら図面を整えているならわかる。そりゃ~立派となる。


できるかどうかわからないのに素人相手に設計契約もして、時間をかけて、まだ見ぬ価格不明な図面を粛々と書きあげます

  
こんな進め方すれば、原価も知らないのでコスト意識もなく進めていますから、予算とかけ離れる事は予測できます。でも施主はそれがわかっていると思って進めているわけですから。。。理由は 最初に予算聞いたやん!です。

 

こういう進め方が現在とマッチングしていない少し社会とずれた方法としっかり理解すべきですけどね~と思うばかり。 

 

なのに予算と大きく違うので、それをお断りをすればその予算と大きく外れた図面代の作成費を請求することができるこの感性のズレ 凄い感覚をお持ちです

  

平面図一本の線だけが、数枚の棚となり、予算を無視した仕様を言葉で書くだけで数十万円になったりもする。


私は、建築家が設計した家を見るのは 素直に好き

 

しかし、それらは予算にゆとりのある一部の方ができる限られた家としか見ていません。住宅展示場のハウスメーカーのモデルハウスは、一般人には 無理!と同じ意味を感じます。

 
建築家も本当に沢山の家づくりをしたければ、暇なうちに企画化された図面を書いておけばいいのに・・・と思いますが、そんな発想はないのでしょうか?それも疑問。

 

そもそも 誰にも予算はあるのです。

 

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建築家の方々は、きっと家づくりが好きでしょう。
もちろん!工務店の方々も 好きだと信じています。
ハウスメーカーで働く方も、好きな方はきっとおられるだろうと思いますが、残念ながら営業マンは何とも言えません。家づくりや住宅が好き!というよりお金を稼げるお仕事と思っている方も多いようです。

 
一方で経済的な家づくりを考えた時に全ての面からムダを省かなければいけません。

 

先ほどの予算とかけ離れた図面を時間をかけて書くことなんて、誰も幸せにならない究極の無駄な作業といえます。

 

他には 仕入れルートや発注形態の見直し。過剰な利益を排除し、施主の人柄や営業担当者により利益率に差をつけるのではなく、いつでも誰に対してもでも均等な利益率となるように。もちろん、施工会社だけを制約をするものではないと考えております。


つまり、先ほど書かなかったですが、後々建物費用と別に請求されるであろう建築家の設計監理費用。


建築家に頼むと2000万の家の場合(この程度の価格でおさまる事はない)その設計監理費用は、200-300万別に支払わなければなりません。

 
息子の年収おそらく超えてそうですが、一般サラリーマンの平均年収はいくらだっただろうか?

 
仮にそれが400-500万とすれば、年2棟も契約すれば、平均年収と同じになるのであるが、これは、そもそも1棟あたり、2000万であれば…である。

 
では、年間5棟をお手伝いしてもらう発想をしてみよう。

 

つまり年2棟400~500の数字を5で割る。こう考えれば、1棟当たり80万-100万である。ハウスネットの考えは このようなイメージ。

 
さて 建て主の方から見てこの80-100万をどう感じるだろうか?

 

先ほどの一般設計事務所の1棟当たりの設計監理費用の200-300万と比較する事ではありません。一般の報酬として・・・です。

 
一般のサラリーマンの方が、80万の報酬をもらうとすれば、さて何日分でしょうか?

 

仮に日当2万として40日。つまり1.3カ月分の報酬です。


そうです。おそらくこれが普通の方の金銭感覚なのです。


しかも、ハウスメーカーや住宅会社、工務店に依頼しても、確認申請や図面などの費用は計上されますが、見積明細で仮に安く書かれていても諸経費の中で負担されていることも多い項目ですが、この感覚があたりまえで普通なのです


だから 無償で・・・なんてありえないものなのです

 
プランが良くて、住みよい住宅を経済的に建てる事は、これまでの家づくりのままでは、残念ながらむずかしいと言えます。


そうならならいためにも、現実的な事をご理解していただける設計事務所工務店と一緒にプロジェクトを組んで、いいカタチにする仕組みづくりが必要と言えるのです

 
建築家だけを食べさすために家づくりをしているのではない!

消費者のための家づくりをプロが考えないといけないです。

 

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