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警告!新築マンションを買おうと思っている方

高校時代に同窓生が住んでいた平野区市営住宅が、無残にも壊され建て替えられていましたが、時代とはいえ、まさしくスクラップ&ビルドですが、まさかわが家の古い木造の長屋がの方が残るとは・・・

 

それにしても、数年前に増築した形跡が残っているのに結局は建替えするってなんだろね 


ブログで以前も書いた事がありますが、なんばなどの繁華街でも 潰しては建てる事を繰り返していますが、こういうのを見るたびに建築業界の嘘つきやその場限りの流行りや目先の利益しか追っかけない体質がよく見えてきます


例えば、その昔は、鉄筋コンクリート造は、さも永遠であるかのような構造を売りにしていましたが、上記の通り。私たちが生きている間にそこに住まれている方も追い出され、取り壊されていきます。


半永久的でプロが考えられた家のはずなのに風通しも悪く、湿気も多く、快適性に欠けますが、マンションの造りもそうなっています。

 
私が新婚時代に住んでいたマンションは、真ん中玄関と小さな下駄箱で両サイドに二部屋がありましたが、廊下側なのでクーラーも付けれなかったりしますし、窓を開ければ廊下からまる見えなので開けれないし、挙句にそんな配置の部屋は、子供部屋となるので学校から帰ってきては、すぐに部屋へ直行できます。友達も連れ込んだり、家族の会話がなかったりしますし、言われるままその部屋に鍵をつけたりするバカな親もいたりします。

 

・・・そりゃ~ぐれますよね~。ひきこもりますよね~

 
そういえば、時々雑誌を見て自慢げな建築家が設計したプランやハウスメーカーのプランなどを見ますが、2階にLDKを設け、1階に子供部屋を設けたりしていますが、これって、先程のマンションと同じで、親の顔を見ないままそのまま部屋へ直行パターンですが、そういう彼らが、子育て世代の家づくりなどとぬかしているくせに、こんなプランをしている馬鹿な設計者がたくさんいます。

 

で、それを自慢げな顔で雑誌に掲載されていたりします。
ただし、くれぐれも施主さんが理解して希望するのとは意味が違います。

 

子供が、いじめられようと何かあって悩んでいても、親は、子供の顔の表情一つ見ないで、一日を過ごす事になったりもしますが、本当に親として、家族として、それでいいのかをよく考えてくださいね。

 

設計者もプロであるなら、作品を追求しないで、まずは家族の事を最優先で考えるべきではないかと思う。ハウスメーカーのプラン集は、そんなプランが満載ですが、建て主視点ではなく、売る側の視点なのでしょう


さて、ハナシは元に戻し、マンションは、玄関入って、中廊下を通って、その辺りの窓のない場所などは お風呂やトイレなどの水回りがあり、その奥はほとんどリビングダイニングで寝る場所があったりします。

 

マンションの端以外は、当然ながら昔の長屋と同じで、お隣との界壁となるので、窓はありません。また玄関側の窓は、先ほど言いましたように廊下から丸見えが多く、こんな作りが多いので、部屋の戸もドアなので、家づくりに基本でもあるはずの通風なんて無視されています。

 

さらに廊下側の部屋などは、納戸扱いで光もなく暗くて通風ができなくて、北側が多く、コンクリートで逃げ道もないので、湿気も多くてカビが発生したりします。

 
マンションの間取りって、手を変え品を変えしたところで、そんなもんです。

 

納戸であろうが、とにかく3つ部屋があれば売れる!という事しか考えていないのが多く、最近では、両サイドにも窓を取ろうとして階層に2戸だけとか 4戸などを配置してそうなれば、階層を高くすればいいという貧祖な発想で考えられます。


とにかく戸数を売る、というのがマンションの発想です。

 

またマンションなどは新築で売り出すので、ほとんど同じ世代の方が入居することが多くなります。30年以上のローンが組める方 これがターゲットです。

 

だからその世代の方々が喜ぶような設備やデザインや間取りとなっています。


さて 皆さん ローンが終わる30年後 40年後のそのマンションに住まれている家族を考えてみましょう

 

入居時は、仮に30歳としてもローンが終わるころは60歳、それから20年も住むでしょうか?子供たちの家族は、引き続き住んでくれるでしょうか?

 

残念ながら その確率は相当便利なところ以外少ないです。その相当便利なところに新築マンションが建ったのでしょうか?

 

新しく開発された地に建つ分譲や集合住宅が、それが今の古いニュータウンやマンションで、新築で買ったニュータウンの分譲地などは、そのローンが終わるころには、同じく築30年以上。住人は、ほぼ同世代、つまりお年寄りばかりが残る地域で、子供などの若い世代は、実家を離れ、小さくても、もっと駅に近い場所に住んだりします。

 
・・・となれば、ニュータウンや団地は、老朽化して住まい手も年寄りばかりになって最後にはゴーストタウン化してしまいます。


今の公団や市営も同じです。いい場所であっても、築数十年たつと老朽化ばかり目立ちます。

 

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売る時は100年住宅や200年住宅などと好きな事をぬかしていますが、将来の事を想像すれば、今起きている現実問題をしっかり見て、対処方法を考えて、漠然と買うのではなく、しっかりと判断して新築マンションを買うべきであります。

 

新築マンションには、あなたが見た広告代やモデルハウスなどあらゆる費用が均等に原価と利益とは別に上乗せされています。

 

それを踏まえて、超高層マンションの30年後を想像してください。カラスや鳥の巣になっていない事を望みます。


一方、戸建ては、先々でも想像できます。いい場所であれば、子供世代がリフォームして暮らしてくれるかもしれませんし、そのためにはリフォームしやすい戸建てがいいですし、そのまま住んでくれるかもしれませんし、万が一でも売れるだろうと…

 

場所によりけりですが、それぐらいの資産価値の差が先々大きく違ってくると思います。マンションを建てる業者がなくならない限り。

 

 

■長期優良などという言葉で惑わされないように

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