素人さんの為の家づくりい・ろ・は

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器用な工務店と不器用な工務店

昨日は新小岩で今日は浅草ですが、おはようございます。

 

ご報告通り、木曜日から開催されているイベントに行ってきましたが、今回行ってきたイベントは、こちらですが、実はこのイベントは、知人が誘導に関するお仕事に携わっています(笑)がそれはさておき、東京のイベント見学は、今回は約3年ぶりで、その前は2年ぶりで、またその前は3年ぶりという感じですが、つまり8年ぐらい前までは、毎年イベント見学だけが目的で東京には来ていたのですが、ある時期からとってもイベント内容がくだらなく感じ、いつの日からかなんら変わり映えもしないイベントとなってきたので、次第に行かなくなったのです。

 

おそらく思うに、この住宅業界は、もう素材は出尽くした感じがしております。

 
今回もいわゆるネタ集めでしたが、ひょっとしたら何か目新しいモノがあるかも?と思いながらも行ったのですが、ほぼなかったし、昔お付き合いしていた偏り集団の某工法の知人とお会いしてオハナシをしましたが、やはり彼らは、建て主や施主さんに対して〝心〟がない。売れればいい、売れる方法、利益があがる方法、しかもできれば楽をして・・・という感じで、あえて砕けた話は、社交辞令の一度飲みに行きましょう!といった程度。

  

今回も、どのように彼らが説明するのか?どんな形で誘うのか、どんなものを配布しているのかなどを集めてみましたが、今回もあらためて強く感じたのが、とにかく胡散臭いところばかりだなぁ~てなことです。ちょっと突っ込んだら怒り出す会社もあったし…

  
以前、消費者向けの家づくりのイベントなどでは、デザインを強調した設計事務所が前に出たのが目立ってましたが、その代表的なのが最近は、雑誌にもよく掲載されています模型好きな会社でしたが、展示会場では、模型を沢山並べて、これらは実例です!と言ってましたが、そのお金を建て主からとりながらも、その模型を渡さないで自分たちのツールに使っているの?と質問したら ん?という感じでしたし、偏った工法の営業の方に評判をお聞きしたのですが、設計事務所でありながらも施工する工務店からもさらにバックをとっているらしく、そらぁ~お金のかかった過剰な宣伝はできるわ!と思った記憶がある。

 

消費者向けのイベントの時などは、露骨で全く会社名を言わないで、さも総合窓口であるかのように来場者の相談を受け続ける手法を続けていた会社で、おそらくこれは、騙しとは言わないまでも、グレーのままで営業活動を続けるところが実に〝らしく〟ていやらしい。。。(笑)

 

ひょっとしたら、それが問題になったので、消費者向けの家づくりイベントがなくなったかもしれませんが、いずれにしても、少し先を行くはずの東京を中心とした関東エリアの住宅業界ですが、胡散臭さが今後一層増す感じでもあり、ならば、愚直に正直に建て主のための家づくりをこれからも推進し続けよう!と思うばかりで、この東京でも信念ブラさずにいい家づくりができるための革命を起こしたいものです。

 

さて 今日のイエヅクリノハナシ

 

外国人が日本に来て 美しい! という街並みは古い建物の街並みです
京都や金沢 飛騨高山や倉敷などで住宅展示場ではありません。

 

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私も何年か前に昔から待望だった金沢や飛騨高山に行きましたが、確かにきれいでいい街でした。


でも、ハウスメーカーなどが建てる家並みを見て 外人も 美しい とは言いませんが、残念ながらこれが現実です。

 

昨日と重複しますが、高度成長期と共にハウスメーカーというものが生まれ、それらの会社は、時代と共に大きくなりました。

 
木材の供給が追いつかなくなり、他の工法や海外の材料も認められ、軽量鉄骨などもでき、土地の値段までもが右肩上がりしました

 
世間の風潮も、借家から持ち家への流れになり、さも家をもつことが人生の成功者のように持ち家をステイタスのように未だにその風潮があります。


年収の何倍ものローンを組み、築年数より長いローンを組み、銀行も担保をとって、過剰に貸し、そのローン満額で建てる家づくりを推奨し続けています。


同時にマンションや建売などの分譲までもが、次から次へと供給し始め、質より数という時代は、最近まで間違いなく存在しました。


デベローッパーや不動産会社やハウスメーカーが、この風潮で目立ち始め、工務店の影は、年々薄くなる一方となった結果、現在では、営業や広告が上手な会社やそれらを継続できるある程度の資本がある会社が、いつの間にか日本の家づくりの中心になってそれがさも正解であるかのような感じになっています。

 
これに取り残された工務店は、こんな手法が正解!と胡散臭いコンサルやFC加盟などのための売込みが多いセミナーに行くたびに洗脳され、小手先だけの営業テクニックばかりを追求し始め、真似事をしてラクを覚え、お金をかけてまた高い費用を使って広告を出している

 
一方で技術というものが、次第におろそかになり、告知しやすい工法などを使う事に走りはじめ、本来のしっかりした技術力をあげるということを疎かにしています。もちろん若い職人もなり手がおらず、人は減るばかり。

 
だから、営業もさほど上手とは言えなく、広告宣伝も派手にしないし、資本も規模も実績も小さくても、技術力があり、真面目な家づくりをする工務店より、施工も丸投げでありながらも、価格も可愛くないが、営業がお上手で、それなりに告知もされていているハウスメーカー工務店や住宅会社が選ばれるという不思議な現象がおこなわれています。

 
つまり不器用だから、家づくりそのものがだめというわけでもないですし、営業が上手だから家がとってもよくできているとは言えないのも現実なのです。

 

◇いい現場には いい大工さんあり!


それでも、真面目な工務店の現場に行っては、よく大工さんの仕事ぶりを見ますが、手を止めるので、話しかけることはしませんが、その大工さんの仕事を見るたびに、私は素直に〝やっぱりすげぇ!〟と自然に口にします。

 
最近では、過去弊社の物件をよく手掛けていただいている顔見知りの方もお会いしますが、どのお客さまも満足されていますが、その理由もお会いしてすぐにわかります。

 
良い感覚をお持ちで良い印象の方が社長や責任者の会社が雇う大工さんなどの職人さんは、やはりその職人さんたちの人柄までもいいものです

 

これは間違いなく正解で、いい経営者や責任者の方の現場でおかしな職人がくれば二度と来させないでしょう。

 

いい大工さんがいれば、ゆとり・・・というか、包み込む・・・というか、なんというかそんな感じが現場からも感じられ、その現場は、愛情に満たされる家づくりという感じがします

 

こんなある意味、芸術的で特殊な技術を持った大工さんをこの住宅業界は、粗末に扱ってはダメです。大工さんだけではなくその他の色々な職人さんに対してもです

 
この職人さんたちに支えられているのに、払う経費を叩いて営業マンや自社だけが潤う家づくりは、やはり間違っていると思います


この人たちを大切にして家づくりを考えていかなければいけません

是非 日本の家づくりを守りましょう!

 

 

■ 真面目な工務店とはいつ出会うの?

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