事例 システムバスの掛け率
ゴールデンウィークは今日で終わりますね
今年のゴールデンウィークは長く休めた方が多そうですね
何かと疲れが残る最終日でもこのブログを見ていただく方だけに、昨日の続きではありますが、ある工務店に入るシステムバスの掛率などを公開いたします。
表の左から、仕入れの掛率と仕入れ価格で工務店の想定利益(20%)で一番高い価格が定価で、それに対して一番右が想定した掛率で購入できる価格となっております。
さすがにメーカーとシリーズ名は 非公開とします。
これ システムバスですが、仕入れ価格は安いでしょ。システムバスは、基本はこんなものですが、もちろん、同じメーカーでも、掛率、つまり仕入れ価格が高いシリーズもありますのでその点はご注意ください。
でもですね。こういうものは、鞄などと違い、高いモノが長持ちする・・・とは言えないのがミソです。給湯器もそうで高いからもちがいいというものでもありません。
ちなみに昨日の計算と同じように仕入れが30%で純粋に利益20%を計上すると20%だからといって、30%+20%という計算にはなりません。
これは算数です。実際の計算は、30%÷0.8=0.375⇒38%となります。
例えば、定価100万のものが、仕入れは30万、売る価格は38万となり、利益は8万で、粗利率は約20%となります。ちなみに粗利率25%の場合は、40%となります。
もちろん皆さんが、この30万でキャッシュで買えるのであれば、それがベストですが、でも、キャッシュもいるし、倉庫も抑えないといけないですし、現場搬入もあるし、色々な不具合などのメンテやリスクもあるので、工務店の利益に関しては、しっかり理解するべきといえます。
それでも100万の商品が40万とすると60%OFFで購入できることになりますが、これが原価からの積み上げの考え方ですが、いかがですか?
原価を知らない皆さんは、40%OFFとかの割引率だけで麻痺してませんか?
でも 原価を知ると適正価格がよく見えるでしょ!!
ヤスモノ買いを推奨しているのではないです。
安く買える商材から探していけばいいという事です