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欠陥住宅や理不尽な家づくりを考えると・・・

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消費者で購入する側の皆さんも、素人であっても、経営者の立場になって、できるだけ経済的に売る方法、原価を落とす方法(これらは、似て非なるもので意味が違います)

 

他には、手を抜く方法、売上を少しでも上げる方法、利益額をあげる方法、これらを 売る側の立場になって考えれば、欠陥住宅や理不尽な家づくりは、ある程度見えてきます。


まずは、単純に価格を安くする家づくりの最も簡単な方法は、手前ミソ側の横着や簡素化といえます。それは、家づくりの工程を簡素化するのです。

 
これは、商談も何回もしないで、さっさと見切りをつけるか契約をするで、あるハウスメーカーなどは、4回しか商談しない!とかのルールがあるようです。

 
あなたの一大事業の家づくりなのにです。
これでは、楽しいはずなどないですよね。。。勝手ですよね~~

 
あとその都度、積算つまり見積もりなどしてられない!という事で、積算や見積書が作成できない営業担当者は、算数はできるので、面積などを入れると簡易的な積算ができるような概算のような見積もり書(=でもこれで契約がされるのです)もあったりします。それが、1式1700万とか書いてあるどんぶり勘定見積り書なのです。

 
仕様や設備機器なども、都度住まい手の要望を細かく聞いてられないので、色々なメーカーなどの価格を出してられないので、仕様を決めてまとめて企画住宅として出します。

 

言葉では〝自由設計です〟といいながら自由ではない、自由にすると高くなるという半ば脅迫的な言葉を添えて提案されますが、どこまで横着するねん!という感じです。

 
もちろん競合先に負けたくないので、メーカーを絞って、そのメーカーに価格を叩きます。もちろん職人たちにも、ローコストで売る家でも、高利益を残すために発注価格を叩きます。もちろん自分たちの利益率は上げるためにです。

 

自分たちだけが幸せになればよい。そんな家を建て主も建てたいでしょうか?

  
現場は、できるだけ手間がかからないように下地などの工程を減らすように考えます。できるだけ基礎の配筋も最小限にとどめます。

 

建売の仕事をしている工務店の監督が言ってました。

 

『もっとこうしてあげたらいいのにという点は多いが、これでいいというから何も考えず言われたまま建てている。』

 
これらが、簡素化で安くする方法となります。
特に最後の手法は、建売などでもよくされる方法です。


次に売上を高くするためには、できるだけ高い額で高利益になるものを提案することになります。例え、それが過剰であっても・・・です。


・同じ性能でもあえて 高いものを使う断熱材 
・構造的に必要でないところまで使用しなければいけない全集成材+金物の構造材
・どうみてもやりすぎ感のあるシステム
・いいモノだ!と提案する仕様(高いからいいものに決まっています)
・定価がない 例えば家具工事などが増えるように提案をします

 

またできるだけその売上を増やすために契約後の追加工事を増やす努力をします。しかも、その価格については比較できないので、高利益設定であるのでこれらが売上が高くなる理由です。
 
別途工事なども必ずしなければならない工事などは、高い利益率で設定します。


いずれもハウスメーカーをはじめとする家づくり会社、特に営業系の会社はこれらのどれかに属しているはずです。


できるだけ手間をかけないで簡素化(=いい言い方すれば効率化)をして、高利益・高売上をあがるようなシステムにしているのが組織的な家づくり会社の仕組みです。

 
まだ何も決まっていない段階で早く契約しようとしたり、どんぶり勘定や営業マンがプランする理由は、これで見えてくるかと思います。


これが、世に蔓延る家づくりの横着怠慢の実態です

 

効率化と言いながら横着しているだけだと思ってます

housenet.jp