素人さんの為の家づくりい・ろ・は

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どちらも原価意識しないと…

 

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このコーヒー代、ファミレスやコンビニや喫茶店、マクドやスタバなどにより200円から450円まで様々でありますが、私は濃いめのスタバが苦手ぐらいで、味に関しては他は様々ですがはさほど意識していない。

 

週刊誌も新聞もあるたまにモーニングをいただく喫茶店は、少々高めの430円ですが、週刊誌や新聞を買うこと考えたら安いと思うようにしている。

 

セブンイレブンは、美味しいと思うが価格は100円で、マクドも100円でも全然飲めるが、自然に行かなくなったところは、心地悪いのに高かったりする。

  

でも、そんなところも他の人には心地よかったりするから、それが相性というものであります。

 
しかしながら家づくりは、このようにやり直しや買い直し、お試しができません。

同時にコーヒーのように日用品などの同じものでもスーパーなどでも、その価格に大きな差があったりします。

  

10円違うという事は、1000円なら1%、100円なら10%ということですが、あたりまえに考えても、1000万の家なら1%でも10万円10%ならなんと100万の違いとなるのですよ!

 

消費者は、このあたりの意識をしっかりもたないと。

  

新鮮さや味などが大切な“果物”や“野菜”などは、同じものとはいえないものもありますが、例えば、メーカーから販売されている飲み物などは、全く同じものであったりしますので、同じものなので、価格だけの安かろう悪かろうではありません。同じものなのに200円で購入できるものが、お店によって2~3割も安かったりするのですが、なぜこんなことがおきるのでしょうか?

 

当然ながら、これらは、仕入れる価格と販売する会社の利益額などが絡むからであり、さらにその仕入れる額や設定の粗利率が違ったりするのです。


例えば、あるメーカーA社のシステムバスが、年間100棟以上も建てている住宅会社(B社)では、このシステムバスを企画住宅の標準品として指定しているので、仕入れが定価の25%だとしますが、年間5棟しか建てない工務店は、同じものでも35%かもしれません。

  

少し大手の住宅会社などは、この部分だけを取り上げ 

 

 大量仕入れしているから安い! 

 

と皆さんに告知する会社はとても多いです。

 

しかし!

そのシステムバスのメーカーを工務店の取引先が得意なメーカーに変更したら、工務店仕入れが30%となったり、標準品でない場合は、先ほど安く仕入れた住宅会社の仕入れも30%となったり、それ以上となる場合もあります。

 

つまり、同じ商品でも、依頼先によって、標準であったり、そうでなかったり、得手・不得手があったりします。

 

しかもまだ価格に影響する部分はありまして、仕入れ価格が仮に同じ30%であっても、会社によっての設定粗利率(利益率)が20%の場合では、30%÷0.8=37.5%であるものが、35%の会社である場合は、46%という価格に大化けしてしまうのです。

 
この粗利や利益率の設定には、販売するための経費、コマーシャルなどの広告やモデルハウスなど大きな販売経費などが含まれています。

 
つまり、どれだけ標準化して大量に安く仕入れても、そもそもの想定している利益率が高いので、消費者である皆さんには少しも還元されていない!ということになります。

 
おわかりいただけるだろうか?

 

原価が1500万であっても、ある中小の工務店では1850万で購入できるのに、ある住宅会社などでは、2300万に化けるわけで、その差は550万となるのです。

  

原価が高いのではなく、どれだけ原価が安くても、それ以上に高い利益を想定しなければならない家づくりそのものの現在の売り方の仕組みが、そうさせてしまうのです。


 コマーシャル モデルハウス 
 営業マン ツール… 


これらは すべて素人に売り混むための競争が絡む結果であり、それらのしわ寄せは すべて何も罪のない建て主へ負担がいっています。

 

いかがです? あんちょこでしょ?

 

だからこそ、啓蒙しているのです。

ヤスカロウワルカロウのローコストを推奨しているのではなく、無駄を省いた適正価格で家づくりをしようと申しているのです。

 

原価から過剰なぐらい利益が計上される家づくりの価格
これって やはりおかしいですよね・・・おかしくないのですかね?

 

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