面積の数字をあげて坪単価を下げる努力ばかり!?
まだまだ、坪単価の表現に騙されている方が多いようです。
とにかく売る側は、少しでも皆さんに安く見せるために、あれもこれも別途にオプションという会社がほとんどで、設計事務所の坪単価の表現も、自分たちの設計監理費用は
別途と書かれたり、中には、キッチンや造付家具などまでも、別途費用としていたりします。
でも、皆さんにお見せする写真やイメージには、それらは含まれています。
つまり、伝えられている情報が違うという事で価格とは違う内容の写真やイメージを見せられているからややこしくなり誤解されるのです。
これって、食の世界ではありえない話で、それこそ以前のおせち問題と同じになります。
他に少しでも安く見せるために彼らは、先程のように別途やオプションを増やした後に次に床面積の数字にもいたずらをします。
床のない吹抜部を床面積に入れたり、アプローチ部分も入れたり、車庫部分も入れたり、ひどいところでは 出窓や庇の部分まで面積に入れたりします。
そんな意味からも、同じ間取りでも、ローコストと言われる企画住宅に1mモジュールが多いのも、同じような間取りでも分母となるこの床面積の数量が増えるからです
この事例は、同じ間取りで同じ2000万であっても、法的な延床面積と先程のなんでもかんでも床面積に含まれた数字とは、あたりまえに坪単価が変わってくるという理屈であります
一方は、40坪で50万とすれば、なんだかんだと面積に参入して仮に43坪となった途端に同じプランであっても46万となります
このようにその見える部分の坪単価を必死に下げる彼らの行動が、皆さんも見えてきませんか?
そう!手品のようにカラクリはなんでもあるものです。
丁寧で腕のいい職人とまだ腕がいいと言えない職人で同じ家が建たない理屈と同じで、安いと経済的と無駄がないとローコストを混同されないように。