素人さんの為の家づくりい・ろ・は

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家づくりも断・捨・離!

私が育った長屋がまだ空家の状態で存在していますが、これも空き家問題で、まだ住んでいる方がおられるので潰せないようです。

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決して裕福でもなかったが、ボロボロに貧乏でもなかったし、精一杯面白かったですが、私のオリジナルの家族は、姉・父・母とも既に亡くなっています。不思議と一番不摂生だった母親が長生きしました(と言っても75歳)が生命力とは不思議なものですが、御覧の通りで私は元々西成の借家で長屋育ち。まさしくじゃりん子ちえみたいなイメージです。

 

電柱に登ったり、裏路地を走りまわり、こんな長屋の前で野球をしては沢山の植木鉢や窓ガラスを割ったり、2階の窓から何度もボールを放り込んだり、近所のおっちゃんおばちゃんによく怒られたりしばかれたりしました(笑)が、近所で一番年上という事もあったのでそのほとんどの問題の原因は、私でしたが、この年齢になった今の時代を思うと心から申し訳なく思っておりまして、その当時のご近所の方の心の広さに感謝するばかりです。


この時代の家は、屋根裏にはイタチやネズミの小動物が走るわ、床にはゴキブリや見た事がない虫など見ることもしばしばで、もちろん台所は、いわゆる流し台で、流し前は瞬間湯沸かし器でわが家は、玄関と台所がいっしょでした(笑)
 
その玄関戸や窓は、木製で玄関戸もぐるぐる回して鍵をするタイプです。

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イメージはこんな感じ

なので、今ではあたりまえのようですが サッシやフローリングというものに憧れていた時もありました。

 

内装は、土壁で柱はシールや落書きだらけで、背の高さの記録を書き残していましたし、天井は色々なシミがついたもので、トイレはもちろん和式で究極に狭く、お風呂も外風呂で幼い時は、土間で行水もしました。 

 
それはそれでその時代は、それなりに生活できていましたし・・・


それに比べて今の時代は、モノが多すぎるし、贅沢すぎる。何かと過剰すぎるとも思えますし、でも、そんな時代の土壁の家などは、今ではもちろん耐震性には劣るし、決して断熱性も気密性もないですが、鼻タレ小僧はいましたが、でも癌も今ほど言われなかったし、アトピーホルムアルデヒドの問題なども耳にしなかったものです。


これって、考え方によりますが、結局食事などと一緒で便利や安全の代償のような気がします。

 
もう一度、昔の家なども見て何かを感じて、今の感覚をもちながらも原点にも戻ってみる!というのが、正解かもしれません。

 

そんな意味でも、塗り壁希望者が増えているのは自然の事かなと思ってまして、家づくりも間違いなく、断・捨・離だと思います。

 

 

■それって 今 本当に必要?

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