木を見て 森を見ず
リフォーム営業の経験者の私からすれば、昔のリフォーム営業担当者は、チラシなどの作成にも積極的に参加して、お客さまのところへ行き、しっかりヒアリングをして、自らプランもして、自ら銀行などの手続きなどを理解して説明をして、商談を進めていたもので、実際、プラン力がどうあれ、今でもこの体制を続けられている企業はまだあるでしょう。
ところが、ここ最近では、非常に恵まれているようで、融資担当として人を配置し、営業マンがその担当者にそこは一括で任せるだけで、経過の報告を聞いたり、急かしたりするだけでその部分の事は進むようになっています。
また、プラン作成に関しては、優秀な営業マンほど会社は優遇されていて、優秀な設計スタッフをつけ、おいしい物件が望める物件には担当者を指名したりします。ちなみにそのおいしい物件とは、額面が大きいことなので、私のような一般市民が建てるような
平均の建築費用ではないです。
つまり、自らプランもする必要もなく、設計者に同行してもらって自分は 確実に休めるようになって、休み明けには、プランができているというのが実態だったりします。
チラシでいえば、企画や販促担当者が存在して営業責任者などと共に広告会社を使って次から次へとイベントやキャンペーンを組んでいきます。ただし数字が思わしくないときは、途端にここから予算を削ります。
そのキャンペーンやイベントのテーマは、今流行の話題やテーマで少し前なら外断熱
や長期優良住宅でこれからは、スマートハウスやZEHやエコでしょう。また防犯が話題と見ればそれ。耐震が話題となれば、セミナーを絡ませてそれ。
つまり、営業マンはお客さんに電話をして、悩みを聞いたり、説得したり、急かしたりと契約までのお守りをするだけですが、さてあたりまえのようなこの営業マンって、本当に家づくりで必要といえるのでしょうか?
私自身 家づくりに携わっていてあまり必要と感じたことはありません。逆に小賢しい方ばかりで邪魔。もちろん家づくりをする場合、お客さんのサポーターはいるとは感じますが、彼らはサポーターでも何でもない 単なる売り子なのでそんな方々が家づくりに必要か?となります。
それでいて、他の誰よりも高い報酬が入るっておかしくねぇ?
それらの報酬は、勿論契約金額や粗利額が高くなればなるほど大きくなっているこの仕組みって、どこから見ても考えてもおかしくいと感じますが、だから業界人は辞めることができないのでしょうか。。。?
他業界の人から潰しがきかないとよく表現される理由はこれかな?と思います。
組織的に動くという点では、“効率化”などといいながら、業務を分散化していくのは いいのですが、同時に経費その物の考え方を見直すべきだと考えます。
それが、結果的に少しでもお客さんにメリット、つまり還元につながるのであれば、いいのですが、人が増えるということは、営業マン個人の仕事が減るだけで、お客さんへのメリットには少しもならない。。。いや逆にさらに経費がかかる家づくりをあらためて見直すべきだと感じております。
で、さらに今の営業マン他の担当者より休んでいるから笑えます(笑)
平成もラストスパートであるのに未だに相変わらず、高度成長期時代の家づくりの方法をひきづっていますが、そのそもそもから見直すべきだと思います
だから、なんとなくごまかしごまかしやっておられますが、いい加減な対応しかできない会社などは、これから益々しんどくなりますよ。。。
あなたも、なんとなくおかしな家づくりとご理解いただけるのではないでしょうか?
家が高くなる理由は、建て主・発注者・施主であるあなたには何もないのです。
プロの取り組む姿勢が悪いのです。誘導しているのですから、ズボラで適当でいいかげんな行動や対応、発言をする家づくりをする営業マンは業界のためには不要です。
同時にお客さまのためを思って本当に心から気持ちもこめて動いている営業マンや業界人に対して失礼です!!とりあえず、まずはプロであるあなたご自身が家づくりを好きになってほしいものであり、金をむさぼるためのツールではありません。
そんなことをふと感じさせることがありました。。。
木を見て森を見ず
何事においてもこれは間違いなく損をします。経緯を見ないで結果だけで判断や批判をされますが、これでは間違いなく損をされます
実はこれ。家づくりでも同じです
一部のところだけを見て、全体を見ないから損をされます。
営業マンがいいからとどんなプランでも、少々高くてもそれを受け入れた結果
住んでからあちらこちらと色々な不満となる。
これが家づくりの木を見て森を見ずとなります
■上場していても おかしなおかしな家づくり