小さな工事の依頼先 思案中。。。
原価といってもわかりにくいのが その原価はさまざまであるという点
例えばトイレとか洗面化粧台などのモノであれば、定価が会って仕入れ価格があるからそれがばらつくことはないが、工事内容などは人ぞれぞればらばらとなる
同じ図面であるにもかかわらず ある注文住宅の構造材と手間の原価を出して!と3社にいうだけでもその価格にばらつきが出る。
A社 150万
B社 175万
C社 190万
各社の担当者に改めて原価を出してですよ?といっても回答はこの通りだったりする。
この違いは 拾い方の問題だったり 発注先との問題だったりするが、例えばいずれの手間を請ける大工もそれぞれが納得しているかもですが、A~Cの各社ともこれらの原価でこれまで納得しているのであるが、A社もシビアに出していますが C社もこれがギリギリだと思ったりもしているほど家づくりの見積りの明細の出し方が違うかったりしますから 判別がむずかしいのです。
つまり、見積の出し方が違うので発注する際の原価の見積りの出し方も人によって違う。ということは、原価はそれぞれが違うのでその判別がむずかしいといえるのです。
またこの原価について 今度は一度営業マンの立場になって考えてみましょう。
同じ原価1000万の家 あなたなら さてどう売りましょうか?
あなたの立場は営業マンなので会社や上司から、毎月毎日のように
数字が足らない!
という事で想定利益を厳しく言われます
大手の住宅会社の理想の利益率は 30-35%であれば 1000万の原価なので逆算すると1428万―1538万となります。
つまり1500万であれば、上司や会社からも特にうるさく言われない感じでしょう。
では、お客さんに提出する価格を1500万として想定した場合 この1500万という価格をそのまま出しても〝価値〟がありませんので ここで少しでも価値があるかのように見せるために利益率や素人相手にわからないように重複している工事項目などを増やして(結局 明細を渡さないからどうにでもできる)1650万の見積もりとなるように作成して やれキャンペーンや特別に値引きする!などとして150万値引いて
提出価格1650万 値引き150万→1500万
でお見積もりを持っていくようにします。
・・・ いかがですか? やり取りが目に浮かびませんか?
不思議なもので何も知らない建て主の方は、最初の1650万の家を1500万にしてくれた親切でいい方!と営業マンに感じますが なんてことはない。最初から1500万の家を売っているだけなのです。
まぁ・・・こんなもんです。
場合により1650万で契約でもできたら ラッキーですし、何も言わない建て主さんであり 競合先もないのに親切そうに大幅値引きをしているように見せているのは、こんなカラクリなのです
そんなことも知らないで 安く売るな!高く売れ!とかいうコンサルなどいますが、原価から換算してみると元々の1500万ですら高いわけです(笑)
だから 価格におかしな現象が起きる事があります
Aさん 1250万で 利益率20% 原価1000万
Bさん 1500万で 利益率40% 原価 900万
Bさんの方が買う値段が高くても 品質や性能の関わる部分にも影響する家の原価は
100万安いケースもあったりしますが、もちろん利益率が大きく違うからこんなことが発生するのです
だから 一律の利益率を設定して 品質や性能に関わる部分の内容や原価も見えるようにして正当な売値にしましょう! というのが 弊社が推奨する家づくりでそのためには見積明細ありきが基本となります
ね バカ正直な仕組みでしょ?
でも嘘つきよりいいと思ってます
原価が安いのに買う値段は高くなる家づくりってどうだろう!?と思います。
★価格が見える家づくり