敷地の理屈 土地の力
昨日は、あるお客さまの見積もりのチェックを終日おこないました。
先に依頼したものをチェックしても、先に作成しても、結局は、数量をチェックするので同じ手間がかかります
でも、よくやることは、数量少ないのは黙っておいて多いのは指摘されます。
理由は、お客さんにとっては、メリット・デメリットのハナシですから。
家づくりで素朴にABCクッキングのような名前つくれないかなと考えた時によくある名前になりました。。。 まぁ どうでもいいや
では、今回は土地のオハナシをします。
土地を買われる時や建て替える際のチェックポイントをお教えしましょう。
まずは、ご近所の立地条件です。
どのように建っていてどのような位置に窓があるかです。
もちろん 将来の立て替えなども考慮しないといけないので、今の建物の状況に期待してはダメです。
例えば、よくあるのが駐車場。駐車場だから明るいという理由は、将来なくなる可能性はあります。
また単純に土地の価格は、北側道路か南側道路だけで価格が違ったりしています。
これらを含めて 陽の射す東や南に空地を確保して、西日は避けたりするなど、その土地内でどのように空間をとって、明るさの空間や風の抜け道を確保するかを考慮して、プランしなければいけません。
そんな事から 次のような家になります。
空地側が、東となりますが、南側にも少し明るさがとれるようになっています。デザインも窓のバランスも素敵で、キューブ型は・・・ですが、あきのこないデザインです。
これは正面が北 道路側にいっぱいに建てて窓も最小限となっていますので、この反対側で空地ができていることが予想されます。
つまり、南側道路は、ある程度の明るさもできますが、北側道路に接していれば、南で空間を確保しなければいけません・・・という理屈であります
例えば、こんな土地は買うのをやめた方がいい!というアドバイスをした土地です。
この土地は 東側南側に違反建築の4階建てが建っている土地でしたので、お昼で陽が当たるのはここだけですという写真ですが、結局ここは今駐車場となっています。
これらのことからも、街の家を見て、光をどのように確保しているのかを想像すると学習になり、ますます面白くなるかと思います。
このような事を学習することでそんな事を何も考えていない設計者が、時々存在するのも気づかれることでしょう。
過去には、東南の角の絶好の場所にお風呂と脱衣をもってきた大丈夫?という設計者もいましたので・・・(笑)それを含めてセンスと心と言えます