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中小らしく 基本と身の丈経営を!

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この回は、私の独り言で、最近セミナーなど聞いて、業界に対して素直に感じている事ですので、正直消費者の立場である皆さんにとって読まなくていい事かもです。

 
では ・・・

 

 

設計事務所の経営者でもある建築家とオハナシをしていて、ある〝何か〟をいつも感じてしまいます。

 

それが、具体的に何かであるかは不明ですが、何かを学んでいないな…なのだろうか?

 
工務店の経営者も設計事務所の経営者も、ハウスメーカーとは、あきらかに違う事が、どちらも起業していて経営者でもあります。もちろん起業というからには、2代目以上は除きます。

 
ですので、営業マンがどれだけウンチクタレだろうと所詮、大手の会社の看板ありきで雇われの立場なので、そのような起業家からすれば、駄々っ子のようで説得力も通じないのですが、起業をしている人の話や言葉には、それはやっぱりすごく重みがあります。

 
しかしながら、ご縁のない、2度とお会いすることのないであろう設計事務所の方には何かが足らないなぁ と感じます。


う~~ん なんだろうなぁ。。。。

 
ある程度の大学などを出て、建築家を目指し、著名な先生の設計事務所などを数社わたり、独立をされる方がほとんどですが、どうも、このあたりに感覚の違いがあるようです。

 
社会人として働いたときに修行や丁稚のまま、著名な先生の方の態度や言動や行動を見て、育っているからなのでしょうか?

 
特に営業経験があるわけでもなく、他の業界での社会経験を長くしたわけでもなく、(ある人はそれがすぐにわかる)設計事務所として独立をする。


どうもこの経歴が問題である感じがしております。

 

  • 言葉遣いや態度が自然と横柄になっている
  • 過信者も多く、勘違いしている人が結構多い
  • 一般社会の値段の感覚がない
  • 配慮に欠ける 思いやりもない 

仕事に至っては 

 

これらのどれか一つ以上は感じることがあります。

 
経営者として、基本のものを身につけないでそのまま独立され、しかも、この住宅業界の中で必要と思われない〝先生〟という言葉で、なぜか偉い人と勘違いしている人も多くおられ、実際に初対面でも生意気な人は多いのも現実。


もちろん、全ての方がそうであるとは言うつもりはありませんが、そういう人が多いなぁ~と感じていて、でも、この何かが抜けた感覚って私からすれば、ハウスメーカーや不動産会社の営業マンとあまり変わりません。

 
おそらくですが、彼らと話していても、独立する(した)事が目的となっているのでは?と感じたりします。資格をとることが目的となり、それによって自分の事務所をもつ事だけが、目的となっている・・・そんな感じがします。

 
独立して、事務所さえ構えれば、お客さまは来る!とさえ本気で思っているかも…って感じたりします。だから時折私を紹介さえすれば…的な発言をされる方がおります。

 
ですから、設計事務所だけの世界での社会経験しかしていない方は、「あの先生のように著名な建築家になりたい!」ということが目的となっている感じがします。


また、最近多いのが、工務店のおっさんが書いたとされる本。本屋に沢山並んでいますが、よく考えればわかりますが、工務店のおっさんが、本を立派にすらすら書けるはずなどない。

 
書いたというなら、その方のブログなどを見ればいい。ブログですら書けない人が、ご立派な本など書けまっか?


これは、書いたように見せるご商売があるわけで、また、そこで建築系のフランチャイズのように工務店を食いものにする私利私欲の構造ができているのですから、私からすれば、正直ではない 好きではない世界と言えます。

 
だから、こんな誰かの私利私欲や箔がつく事や洗脳や宣伝のための本なんて読んでいても、なんにも面白くもなんともないし、全く伝わらないものとなり、これは、この業界をよくするなどの目的のための本ではなく、手段となっているんです。

 
何とな~く、仕事にしても伝わる本と伝わらない本もあり、住宅会社から出される資料も同じなのですが、この目的と手段のちがいで、〝心〟があるかないかでかなり差があるように感じております。カタログなどのツールを見ても、きれいだけど面白くもなく、何も残らないものが多いかと思います。


実は、これって工務店でも差があります。


とにかく、目先の利益だけに集中している経営者は、見てくれや広告宣伝や体裁ばかりを気にされますが、働く社員やお客さんの満足度以前に残念ながら、まずはそれありきとなっているようです。

 
もちろん、ごはんを食べていかなければいけないことは、よーく分かりますが、だからと言って、工務店としての基本を捨ててはダメです。

 
ご縁があって、工事をしていただいたお客さんに対する姿勢や対応をまず整理すべきであり、お客さまの満足度を高めるためにどうするのかを先に注力すべきです。

 
これ、工務店の経営者としてのあるべき姿です。


創業●十年もしていながら、なぜこれまでのお客様からの紹介が一切ないのか不思議な工務店がほんと多いです。

 

どのような人間関係を築かれているのでしょうか?関係を構築できるような体制になぜ持っていかないのか、不思議で仕方がないです。

 
都度、毎年、驚くほどの広告宣伝費を使って新しいお客さんばかりを追っかけ続ける。信頼関係ができる努力をせずに営業テクニックを使って契約をするために説明不足などによるトラブルを重ねていて、言い訳したり逃げたりもする。

 

こんな事を最近営業職の強い工務店では、繰り返されてきていて、それこそ中小の工務店が大企業であるハウスメーカーのような仕事の仕方になってきています。

 

そのひとつが雑誌に掲載している会社。きっと掲載し続けなければいけない理由があるのですよ。

 
工務店のあるべき姿や本質を考えないで経営を継続していると社員も続かないし、お客さまからの紹介もないし、次第にこれからの時代に経営が悪化していく事をよーく考えるべきです。


大きな宣伝しなくても、ひとつの現場から確実に紹介をもらっている工務店などの方が、身の丈にあった素晴らしい経営である事は言うまでもないです。

 
派手にしている方が、あたりまえによく目立ちます。しかしながら投資も多く、リスクも多い事を知るべきです。

 
少子高齢化で空き家問題で人口減少のこれからの時代、これから大きく差が出はじめるような感じがしております。しんどい会社ほど、異常に高くなる。もちろん価格にも大きくそれが見え出すことでしょう。

 

工務店であるが故に5年後10年後 その先を見据えた経営をしっかりしてほしいものです。もちろん不動産会社も然りです。

 

■誰のための家づくりなのかをしっかり考えましょう!

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