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業界の危険な将来とブランド崩壊?


昨日は、家づくりの営業マンの事を書きましたが、これを含めて、これまで業界が積み重ねられてきた事で既に若い方々に魅力を感じられない業界となっているので、余程発想や姿勢、仕組みなどを変えない限り、今のままでは良い人材は集まらないでしょう。

 

  

しかも、これからの住宅業界では、着工戸数も増える事が見込めないので、採用できない → 人が育たない という実態をどこまで理解して、それに対して変化や対応するのかが、この業界の成長のポイントとなります。


そうです。今の時代にあっていないとも言えますが、今売上を伸ばしている会社も、実は、自社が人材を育てたわけでもなく、他の会社が育てた人材を給与面だけで差を計り、横どりをするだけの仕組みづくりなので、愛社精神があるはずなどないから発注者となる消費者とのトラブルも増え、上司や管理職は尻拭いに走り、経営が継続できなくなります

 

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家づくりそのものをプロ達ご自身が全く楽しめない環境であるから、余計に就職希望者などからすれば、魅力も感じることなく、家づくりを依頼する消費者側も楽しくなく、それで価格が高い仕組みなので、状況は益々悪化していくであろう。

  
建築も含め、この住宅&不動産業界そのものが、若い子たちに魅力を感じてもらえない限り、今後も伸びることはないだろう。

 
相変わらず、どこもかしこも、高度成長期の時代のままの売り方で、買主・建て主・消費者が都度入れ替わるだけだから、いつまでも同じ売り方が通用する!と思っているようです。

  
同時に最近の中小零細企業の代表である工務店などが、未だに上場会社である大手並みの高い価格帯を貫き、それをブランドイメージであると錯覚しているから厄介なもので、そう煽るコンサルも、逆を推奨するコンサルも住宅業界にはそれぞれ沢山おられます。

  

大手のハウスメーカーなどは、おそらく一番需要が多いはずの2500万以下の価格帯は、蚊帳の外のようで、ある特殊な工法を扱う加盟店に登録している工務店も、それを〝ブランド〟と勘違いして、高級路線の客層を上場しているハウスメーカーや建築家などと勝負して勝ちっとろうとしているが、そもそも資本が違うので、持久力戦に持ち込んでも、体力負けするだろうし、そもそもなぜ大企業と同じような価格帯になるのかも消費者とすれば、すっきり納得できない部分でもあり、この大切な部分を曖昧にしている組織は、ある意味既にマンネリ化もしていて、若い社員も使い捨てで、彼らのモチベーションは下がったままで、それをあげる方法は、唯一〝お金だけ〟

  

でも、景気が悪くなればそれすらできないし、仮にできたとしても、経費がかかる事なので、家づくりに対する提示価格が高くなる。

 

その結果、競争力がなくなり、契約率までが落ち、経営が圧迫する。

 
これらの言い訳として、新築市場があきらかに冷えていく事などから、消費税が上がればその影響で・・・未だにリーマンショックの影響で・・・と口にする管理職などもまだ存在するが、どうも改革を望んでいない方が多く、昔からしない、できない理由だけは、見事なまでに立派に言葉を並べ、このように改善して前向きに取り組もう!なんて意見は、あまり口にする方が少なく、口にする事と言えば、自分の仕事を減らす事ばかりで、会社や上司に対して、あれして~ これして~とそれはまるで、小さい駄々っ子のようですが、近い将来、そんなハウスメーカーにも、きっと大きな変化がくることでしょう。

 
情報社会なので、これまでのような騙し的なテクニックなどは通用しなくなる時代ですが、さてさてどうされますか?

 

 

■ 消費者無視の組織の家づくり

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