理屈で考えるとおかしいですよ その1棟まるごとリフォーム!?
以前 大規模リフォーム工事をした現場の隣では、某大手会社の1棟まるごとリフォーム。この某大手は、協力業者の方々から耳に入るうわさは絶えないので、所詮噂に過ぎないですが、ピークは過ぎた感じはします。
いまこの住宅業界では、流行言葉として、リノベーションと称して、中古住宅を買ってモデルハウスにしているようなところもあり、先々中古住宅として再販されますが、いずれ弊社でも、中古住宅を買って、しっかりしたリフォームをいずれしたいと考えています。
さて、この大手の1棟まるごと大規模リフォームの類を理屈で考えてみた。
新築とどう違うのか?
耐震診断はするが、今の耐震基準であれば、どの中古住宅でも、ほとんど危険とでることを彼らは説明をしないですが、コレってズルクナイ?
耐震診断を餌にリフォームを契約しようとする点検商法。
もう胡散臭いリフォーム手法 そろそろ辞めませんか?
これってある意味半分脅しですが、ほんと真面目な消費者に失礼ですので、純粋な気持ちで公平な立場である検査会社を紹介してあげてください。
で、結局、構造体は、どこまで腐りや交換などするのだろうか?
それって見えないのに何を根拠にそういえるのだろう?
一度、丸裸で見えるスケルトン状態の骨組みまでしてくれるのか?
それとも、現場で見かけることもある上っ面だけなのか?
では、仮に骨組みまですると考えてみよう。
まず、骨組みまでされるとすれば、チラシには住み替え不要!と書かれていたりしますが、虚偽広告になりませんか?となれば、どちらかが嘘となります
もちろん骨組みまでされた家には住めない。
となれば、そもそも骨組みまでされるのがオプションなのか?
住み替え不要が偽りなのかである。
で、その内装などがきれいになっても、そもそも重たい屋根もしっかりリフォームしなければ、大きな地震の際には怖いですし、雨漏れの原因になります。
で、基礎はそのまま? その基礎には鉄筋入っているの? なぜ補強しないの? するならどの程度までするの?? 耐震診断しておいて基礎はそのまま? なんで??
地震がきて、仮に建物がしっかり建っていても、基礎が倒壊したら家として成り立たないのですぞ。
まして 地盤はさわれない。
つまり、提示したどんぶり勘定の価格は一体どこまでするのか、さっぱりわかりませんが、理屈で考えてみると
新築-基礎工事-屋根工事-構造体+補強?=新築の半分の価格になるはずなんてありえないという事がおわかりいただけるかと思います。
大雑把に言うと建物2000万に対し、基礎200万+屋根150万+構造200万-補強50万で 合計500万程度の減額。。。これが本来の大規模リフォームの価格のイメージではなかろうか?(新築費用に地盤改良含まず)
他に解体等は、手壊しと機械の差が出て、さらにリフォームのほうが高くなるわけですから、どう考えても半分にはなりません。
では、なるようにするためには、ほとんど解体しないで使う上から貼る・・・つまり臭いモノにフタをするという感覚なのでしょうか?・・・知らんけど。
それとも下請けを大いにいじめているのでしょうか?・・・どちらかしか考えれないです
ということで冷静に考えれば、そんなあほな・・・という広告などは多いですので、消費者の立場である皆さんがお気をつけてくださいませ。
広告を出す側は、魅力を感じさせないとチラシなどの反響がないからですが、でも誤解をするような広告はダメだ!と思います
まるでその価格でできるような事を書いておきながら、あれはオプション!これは別途!諸経費ももちろん計上していません!!などはいかがなものかと思います
しかも、細かい明細がなく見積もりは、紙一枚のドンブリ。
特に不動産会社のチラシは、ズルーイ掲載をしています。
新築マンションなどは、モデルハウスの家具でごまかされていませんか?それらの家具も高価なものが多いので、皆さんは、それをのぞいた空間を想像してください。
そうなれば、さほどどこもかしこも変わらないはずです。壁と天井がクロスで床はフローリング。あたりまえですが、照明器具も自分で買わなければいけないのです。
ですから、ひっかけ広告に引っかからないで、売る側の思う壺にも、はまらないでくださいね。
大規模リフォームもご相談ください