チラシのあの会社 ほんと安いの?
ホームページやこのブログ 私からすれば、見つけていただいて、感動して頂いて、お礼もいただいて感謝するばかりです。
ありがとうございます。
おかげさまで以前から書き込んでいたアメブロは、あまり鑑賞されることもないであろう完全に個人日記化にすることができました。同時に東京に行く日程も正式に5月24日から26日で決まりましたのでご報告しておきます。
さて、今日は、お見積もりのオハナシをします。
このお見積もりって、概算でも、お見積もりと言えますので、スーパーなどで、あれ買って、これ買ったら、いくらかな?というのもお見積もりといえば、概算見積もりですが、実際に買った後にいただくレシートは、明細となります。
ところがスーパーでは、買う前にいちいち見積明細などはつくらないですが、ある程度どなたも頭の中で計算して購入されますが、家や住まいの価格となれば、それができないし、契約を結ぶという行為もありますので、見積明細を出してもらい、それに納得したら契約してその内容でお願いする というこの流れが消費者側からすれば、あたりまえであることをまず認識してください。
だから、概算で契約してその後に概算が間違ってましたので追加で500万!と言われる可能性もあるわけです。
だから明細のない見積でそのまま契約すると消費者側に大きなリスクがある事を承知したうえなので…となりますのでご注意くださいませ
これを踏まえて、今、私の手元にありますのは、大阪市内でよくチラシが入る家づくり会社のお見積もり書ですが、実際にお見積もりをお願いされたお客さまから、もうこんな見積り書は不要だ!という事で捨てるつもりなら参考にさせていただきますと頂戴してきました。
この会社は、チラシでは、フル装備でこの価格のみ!と書かれています。
で、このお客さまのように実際に頼まれると大雑把ではありますが、本体価格1480万ですが、付帯工事費260万 標準運搬費28万 現場経費42万で合計税込みで1890万となっていますが、さて、チラシの価格はどれでしょう?
本体価格1480万でしょうか?
この税込1890万でしょうか?
・・・ところが、実際にはこれだけで終わっていないんですね。
解体費178万 ・・・ひぇ~~ 高いですね~ 高すぎです!!
さらに水道メーター増系 撤去 8万
・・・ん? 上の付帯工事に入ってないの?
まだまだこれだけで終わってないんですよ。
なんとオプション工事費として、準防火仕様で45万、建て起こし工事で50万って、逆に大阪市内で準防火じゃない場所を探す方がむずかしいですけど、そんなことをお客さまは、知らないから、自分の家だけみたいに感じるからあまり疑問に思わないのでしょうね。
なので、プロであるならチラシを配布する前にわかっていることで、これらは標準にいれるのが常識ですが、それをすると基本価格が高くなるから避けるわけです。
さらに設計申請費用69万・・・てな感じで、結局は、2250万ほどになっていますが、この建物は、建物30坪弱なので 坪75万 解体のぞいても坪69万となりますので、これって 全く安くもなんともなく、原価から逆算すると高いやん!となりますが、これって見せ方なのかがよくわかる事例かと思います。
結局は、安くなくなる家づくり、安く見える家づくり と言えます。
そもそも論ですが、冒頭のスーパーやコンビニで買った後、レシートが1式だと誰もが怒りますが、なぜか家づくりになった途端に1式になっても、所詮その程度のものと思われる不思議な感覚をお持ちのようですが、それは常識ではないと認識されることです。プロ側が都合のいいことを言っているのです。
ご相談に来られたお客さまが、ぼそっと
本当の見積もりを知らないので。。。
と口にされたこともあるので、ここでお伝えしましょう。
まずは、今流行りのようによくある見積もり書は、建築本体価格 1式1765万と書かれたあとに、なんだかんだと明細を書きならべます。
そのあとの似非明細があるから これはドンブリ勘定でないと判断される方も、中にはおられますが、そんな程度のものではありません。
では、まずお手元にあるお見積もり書には、工種ごとの明細がありますか?
例えば こんな感じ
これは、各工種ごとのそれぞれの価格表なので、これでもまだ大項目と言われるもので、この各種工事の例えば、上から二つ目の基礎工事の明細だけでこんな感じになります。
価格の部分は、さすがに消しておきますが、こういう明細の積み重ねとなり、その見積書が多数ページになるのは、家づくりの場合は理屈の積み重ねですので、それが常識と言えます。
皆さんは それだけの買い物をしているのであるということをくれぐれも忘れないようにしてくださいね