素人さんの為の家づくりい・ろ・は

素人さんの間違いだらけの家づくりの知識。 あなたの家づくりに役立つ知識を大公開! 続きはブログで・・・

建替えチラシの注意点の見本

 

大量の古い資料をいま整理中ですが、相変わらず、すること変わらずにこの住宅業界では ん? と感じるチラシが多く配布されているようです。

 

上場している会社などはコンプライアンスなどがうるさく厳しくなっているので、次第になくなってきている感じはしますが、中小では相変わらずでございます。


わが家でも、日頃の生活に対して不安を煽るだけの感じがする新聞は、5年ほど前から取らなくなったので、必要でない不安情報を目にすることなくなりましたので、新聞に挟まるチラシとは無縁となりましたが、それでも単独でポストには不動産会社のチラシなどは入ります。

 
さて、そのチラシ。不動産業界と違い(といってもルールを守らないのが不動産業界)あまり法的に規制する協会などがないだけにほぼ無法地帯となっている感じがします。


まず、次のような相変わらずの価格表示。

 

f:id:house-net:20180405105810j:plain


住宅業界が好きな表示方法ですが、価格は、本体価格のみ。
では その〝本体〟って、どこからどこまで?

 

まずそれにルールがない

 

しかも、価格の後ろにいつものように〝から〟が付いていますので、結果的に極論すれば、60万になろうが、70万となろうが 〝から〟は 〝から〟です。

 

またこの納得の価格の下のところをよく見れば、薄い字で、しかもとっても小さく書かれています。

 

f:id:house-net:20180405111526j:plain

延床面積40坪以上の家の場合 と。
ちなみに世の中の平均坪数は 30-35坪であります。


・・・ そう ここがポイントです。

 

つまり、平均より多いという事は、ほとんどの方は該当しないケースが多いという事であります。


しかも、消費税別・・・って、確か消費税の表示は、大きく!というのが社会のルールだったのですが、いつの間にか〝曖昧〟になっています。

 
次にほとんどの会社で、こういうおまけ的なサービスをつけられるのですが、

 

f:id:house-net:20180405113034j:plain

 

これも誰もがお察しがつくかと思いますが、そもそも、この利益追求型の住宅業界が、積極的に自社の利益を減らしてまで〝サービス〟なんてするはずないですよ。。。

 
それなら、もっとちゃんとしてほしい事は沢山ありますよね。。。

 

これは、建て主には、元々の価格の根拠が分からないので、最初からこの分を利益に計上しておけば、恩を売れるが、損をすることはないという事になります。

  

だから、利益を追及することはあっても、誰しも無条件に皆さまに還元する!ようなことをする会社などは、誰でも今の時代では、ありえないと予測されます。利益を過剰に多く取ることは言われなくても積極的にするけど、利益を減らすことを積極的にするはずないです。特に営業などは自分の成績に関わる事ですから。。。


嘘だと思うなら、比較すればすぐにわかる事ですが、過去の実例で大阪市城東区のお客さまがある住宅会社に依頼した現在の家の解体費用、キャンペーンで100万円サービスすると言って300万の見積書をつくって100万サービスで、200万として見積を出してましたが、弊社紹介の工務店で解体の見積していただいたら、100万できる内容でしたから、結局逆に100万多くとっている!という事もありましたので、お気を付けくださいませ。

 
また、敷地調査は、自社でしない限り、元々調査会社に依頼しているので費用は発生しています。それを〝無料〟と言いきっているのは、どこかでその程度の費用は回収できる!と見込んでいるからですが、さて?どこで回収するのでしょうか?

 

これは、いずれその会社で家を建てる方からです。つまり、利益がそれだけ見込まれているからで、10人のうち1人でも契約したら、その一人に他契約に至らなかった人9人分の利益が回収されるのです。 

 
これって、おかしくないですか? 
他の買い物では、非常識ですよね。
知らない人の分まで面倒みなければいけないなんて。。。

 

私自身の考えは、調査を他人に依頼するならお金は発生しますという考えです。

  
でも、これがこの住宅業界が営業手法として〝あたりまえ〟としてきたことで常識とされていますが、しかしながら、これって、とっても馬鹿らしいハナシとなるのです。

 

だから粗利が高く必要となるのですが、まぁ~プロからすれば、これも営業手法のひとつで恩を売ってつなげると考えているようです(笑)

 

 

f:id:house-net:20180405111725j:plain


また上の写真、ごらんのようにとっても見栄えのいい写真を使っていますが、よく見ていただくと・・・

 

f:id:house-net:20180405114011j:plain


一部オプションが含まれています。と書かれていますが、さて、どれが一部なのでしょうか?

 
実は、これがとても曖昧でありますので、極論すれば、全てがオプションであっても 否定できないですし、結局は、誤解させるために見映えのいい写真を選別しているだけで、プロからすれば、ハッタリのきく、勝手に誤解する写真を掲載しておけばいいのです。

 
最後にそれぞれがシリーズのようですが、3階建てと2階建て以外は、何がどう違うのかわかりませんので、ご覧くださいませ。

 

f:id:house-net:20180405114323j:plain

 

なぜか、イラストであったり実例であったり・・・
実例というなら写真を掲載すればいいのになぜか?であります

 

結局は、こういう事例もあなたをおびき寄せるためのニンジンに過ぎず、建てる家は、予算にあった家づくりをするので、あなたがこのデザインがいい!と思っても、それは上の単価と合致していない高級仕様のモデルハウスの写真であったり、それで建てれるとは限りませんよ!というのが、プロのご説明になります。

 

結局は、誰のための何のチラシなのとなりますが、これが現実。
みなさん お気をつけあそばせ。

 

housenet.jp