住宅業界で先生って、なんの先生!?
未だに慣れないで違和感がある 社長
一人企業でも社長は社長だろうけど肩書はどうも昔から好きではない
これは、前にあった実例ですが、あるお客さまが商談中の会社は、住宅会社ＡのプランとＢ工務店の提携先の設計事務所のプランで迷っているらしい。
Ａのプランは、確かにお客さんも感じているように無駄が多いし、ただ広いだけ！ということは、面積も多くなるので、工事費も高くなるのでその思惑も絡んでのプランかもしれませんし、建て主からすれば不経済なプランであるという理屈になりますが、これらは、おそらく設計力の弱さもあったり、経験不足からかもしれません。
次にＢ工務店が提案する提携先の設計事務所が作成したプランをじっくり見てみましたが、うーん・・・これって本当に設計事務所なのかな？とってもバランスの悪い家だなぁ・・・とりあえずプランを書けばいいというものではないぞ！！これをお客さまに出すという事は工務店の経営者もこの良し悪しがわかっていないんだろうな～ってなこと感じながら、でも・・・なんだろな～～プランづくりの段階でこの価値観は。
こんな出来の悪いプランでこれからもこれを職としてご飯を食べていくつもり？なのだろうか？聴くほどにもない曲を作り続けているミュージシャンと同じですが、そりゃ～～仕事なくなるはずで、自分でその才能に気づかないと・・・まして、設計者として、やってはいけないことで寸法が間違っている・・・
妙な具合に興味を持ったので、設計事務所名と名前が書いてあるので、この人を検索してこの方の経歴を見てみた。。。
大学出たあと誰しも知る一流工務店の設計室に５年、そのあと設計事務所に３年で独立とありますが、おそらく施工を携わった工務店のスタッフのおかげでしょう。しかしながら、この程度の経歴なら無理もないかもです。逆にこれだけの経歴で独立する勇気が立派！すごい！とも言えます。
でもですね・・・これで一人前であるなら、私も、間違いなく設計事務所だけでごはん食べていけます(^J^)
建て主は、一大イベントであり、設計者の能力とは関係なく、どなた様も真剣で信頼されていますが、その家づくりを趣味程度に思っていませんかね？
これまで自分の力でどれだけのプランを書いたのですか？
おそらく１年間で、さほどプランをしていないでしょう。
経歴見ると２５年で２０件足らずということは、１年１件もないの？
となれば、ハウスメーカーの営業マンのほうが、デキはどうあれ、プランを沢山書いている理屈になります。
でも、この方も、なぜか現在大学の非常勤講師をしている。だから、学校では、当然ながら〝先生〟となるようです。もちろん娘が行ってる大学でも非常勤講師は沢山いてるようですが、なんなんでしょうね。
ということで、家づくりにおいては、先生の見極めが、とってもむずかしいと言えます。何をもって〝先生〟と呼ぶのか、よくわからない独特な世界感です。
設計力がなくて、できが悪くても、設計事務所というだけで 建設業界・住宅業界で 先生 と呼ぶのかな？ 意味あるのかな？
もちろん誤解なきよう。。。ご立派な先生もおられますので、全ての建築家をさしているわけではない。
でも、まずは、自ら先生と呼ばれることを否定するべきだと思いますけどね。
色々と問題がある設計図書についてまとめてみました
