心のない郵送物は、金のかかる広告物!?
この業界に長くいますとメールや郵送物ひとつで〝心〟があるかないかでその後のお付き合いの長さに影響するもので、ラブレターなど今時書く人はいないかもですが、あたりまえの理屈なのですが、心のこもっていないものは伝わらないのです。
この基本がどうもわかっていない業界で何年、営業活動をしているのか?と思ったりもしますし、目先の報奨金や年収だけを基準に物事を考えていないのだろうかとも思ったりします。
よくある傾向は、人の判断基準までも年収が高い低いだけで、凄い、凄くないという評価になっている方が多い族とも言え、家づくりや住宅が好きでもないけど、生活のためだけにこの仕事をしている!と言い切るハウスメーカーの営業マンは、この手のタイプで、実はとっても多いのです。
広告で来る早く動く新規客だけを契約できればいい!という相変わらずの考えの元に動いている方がほとんどであり、意見交換すると「それの何が悪いの?」と言われますが、会社の事を考えるとお客さまとの〝信頼〟が構築できて、販促費がかからない紹介やリピート(再販 リフォームで多い)が増えて理想の経営となるのですが、どうもその感覚がない営業マンが増え始めております。
だから、家づくりに携わる会社の組織の中での会議では、よく「紹介を増やすためには・・・」などのハナシがされたり、わざわざ高額を払ってコンサルの先生を呼んできてそのための講習をさせたり(←これも究極の無駄遣い)顧客満足などの本を配布したり、引っ張り出してきたりします。
そんな時に必ず一人ぐらい
特典付けて紹介キャンペーンをしましょう!
と言って、チラシなどのツール作成を依頼してポスター特典などを探してもらって、これまでのお客さんのラベルを事務の人に打ち出させ、さらにそれを送っておいて・・・とラベルまで貼らせて、チャンチャンとほぼ何もせず終わらせる口だけ営業が沢山おられます。よく考えてくださいね。な~んにもしていないでしょ。口だけなのです。
実は、この住宅や不動産業界では、このような流れでこのような姿勢で仕事している営業マンが多いので、こんな会社が次にする発想は、今の時代だからこそネットを使ってなにかできないものか?と言いだし、アナログからデジタル化されたのでこの発想だけでも 今更なのに画期的!と思っています。
特典を付けてプレゼントして、簡単にホームページなどから登録させて、その先で紹介をもらいやすい環境をつくろう!という事を考え始めますが、でも、これもよく考えてみてくださいね。営業は何にもしていません。
登録できる、発信できるシステムさえ会社が作れば、紹介が発生するだろう!と安易に思っているのですが、これらも、時間をかけた割に月日がたつと効果がない!と気付き始め、「もっとなんとかできないものか・・・」とまた会議で議題として、話をしはじめます。
このように最も大切な〝心〟がないとは気づかれていないまま、労力と時間を費やされますが、でも、彼らは、できるだけ自分は何もしなくていいようにハナシをされ、そんな際に次に言いだすのは
会社から定期的に送られる新聞や冊子を作って送ろうか
という話になったりして、広告会社を呼びつけて提案を求めたり、またお金のかかる事をしようとしたり、若しくはメルマガとかそれこそブログとかをしてはいかがと言われたりします。
そこで、また、さてこれ誰するのか?という事でいつもの討論となります。
・・・ね。営業といいながらも 口だけで積極出来ではなくなにかにつけて他人事でしょ? でも とっても多いんですよ・・・この業界ではよくあることなのです
これ、住宅会社で、特に営業マンを優遇している会社では、よくあるオハナシ
営業がしない!と言い切るので、他の設計や工事部もしないとなれば、その他の事務系の方々にその仕事は全て回ってきます。残念ながら、組織の上司も営業がそう言うのであれば、そうしてあげよう!とこれまたそうなっていくものなんです。
営業連中は、仕事が増えても給料は変わらないので、だから必ず自分たちがしなくて済む方向でハナシをし、彼らは口だけでご商売しているので、口だけは立ちます
万が一、その仕事を押しつけられたらほとんどの方が脅迫まがいに
今の目標がいかなくなってもいいのですか!
これ以上 僕たちの仕事を増やさないでください!
って脅したりします。
飲みに行ったり、車止めて昼寝したり、パチスロ行ったり、マンガ喫茶行ったり、ひどい人はギャンブルや風俗に行く時間はあっても、これまで以上の仕事をする時間はないようです
そんなものが皆さんのお手元に届く、紹介をしてほしい!という事が目的の販促物であったりします
ね! いかがですか? 全然〝心=ハート〟がこもっていないでしょ!
でも 皆さんも気付かれていますよね
だから 紹介やリピートがないから大きなお金を使って宣伝をしているのですよ
友達を紹介してくれたら、モノやお金や旅行などあげるから・・・それ以外、なにがほしいの?というこの彼らの価値観そのものがおかしいな家づくりの仕組みとなっているのです
紹介する立場のお客さんは、本当に満足するいい家づくりをしてほしい と純粋に思っているだけなのに。。。です。
でも、そもそも家のテイスト(好み)や価格帯などが絡むので、住宅業界で紹介があまり成立しないのは見えてくるかと思います。
それよりも真面目で一生懸命してくれる感じのいい営業マンだったら、自然に紹介したくなるという基本的な事をどうもわかっていないようです。
なお、営業マンのもう一つの仕事である住宅ローンの事は、保険が絡まない個人向けの
ファイナンシャルプランナーがいれば、十分に・・・いや、それ以上にサポートしてくれるものです
また家づくりの組織では、高度成長期にバリバリ仕事していたアナログの管理職は、営業マンの評価は、内容より成績しか判断できず、そんな営業マンのモチベーションやご機嫌を取る唯一の方法は報奨金でしかできない方が多いのも現実と言えます
さて、こんな姿勢で仕事に取り組む高額年収をとる営業マン
本当にこれからの家づくりで必要といえるのでしょうか?
なのに 僕がスタッフや協力業者など皆を食べさせているのです! って口にできるバカ営業マンとつくる家づくりは 建て主にとって不幸でしかないと思います
現場も見れ プランも作れ 大工もできる人柄もいい、話も上手。
中小でもそんな姿勢で家づくりの仕事をしている方は 沢山おられます
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