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価格が見える!?家づくりのリフォーム実例(大阪府豊中市)

カレンダー訪問で思い出しましたので、以前ご相談のあったお客さまのリフォーム事例を今日はご案内します。


大阪府豊中市にお住まいのTさん。お子さんも既にご家庭を持たれていますので、ご夫婦のみの生活をされていて、既にお仕事も引退されています。

 

元々の相談までの経緯は、当初何もわからずに漠然とキッチンを見ようとたまたま見に行ったパナソニックとTOTOのショールーム


そこでイベントしていた会社が、半ば強引な営業により提案と見積をすることになった様子です。


見た目にもやさしくお人柄のいい老ご夫婦にあれもこれもと提案された結果、提案内容は800万ほどのリフォームのお見積だったようです。


で、そのタイミングで見積と提案内容を一度客観的に見てほしい!というご相談でした。


実際にその見積と提案内容を現場でひとつひとつ確認しながらみるとわざわざ非効率なリフォームを提案して、さわらなくてもいいところまで触るようにしていて過剰提案で価格を吊り上げているようにしか見えませんでした。

 
私も経験があるので営業担当者としてのお立場はわかるが、わかっているのか、わからずなのかですが、でもこれってプロが提案しているとは言えないし、こんなことをして心痛まないのかな?と思うケースですが、この程度が売る側の実力といえるのかもですが、意図はわからないところです。


もちろんご希望している内容に準じて、2社のリフォーム会社の見積と提案内容をチェックして、どんぐりの背比べのとってもできの悪い内容を見て


「う~~~ん・・・2社の良し悪しの判断は、むずかしいところであり、では両社にこういう風にしてください!と再依頼してみてください。でも相手が素直に受け付けるかどうかは別です。おそらくそんな事は契約してから・・・とか言うのではないでしょうかね~~~」


元々私自身が設計事務所出身でもあるし、リフォーム会社の営業の経験者でもあるので、思わずその時代の血が騒ぎ、一度効率のいい経済的なプランをして見ましょう!という事で、もちろんそれを元に再度2社に見積もり依頼をしてみてはいかがでしょうか?とご提案。お客さまの希望でこちらからも1社ご紹介して比較検討することになりました。そのために比較できるように内容を統一するためにあらためて具体的な要望などお話をお聞きして、自然に発生した4つのプランを作成して提案して、消去法により打合せをした結果決定したプランで知らない2社に見積を依頼していただいた。

 

弊社からは、設備機器や床材や扉材については、モノは悪くないのに安く購入できるメーカーとシリーズをお伝えして、ショールームも見に行ってもらって、システムバスもシステムキッチンも洗面化粧台もトイレも希望する商材を入れて、現場でしっかりした対応や施工ができる工務店に直接見積を依頼しました。

同時に私がお客さま立ち会いのもとに現場で見積内容のご説明。何度か調整を重ねた結果次のような内容となりました。

  • システムキッチンとカップボード 定価240万
  • システムバス 定価129万
  • 洗面化粧台 定価17.5万
  • 洗浄付きトイレ 定価30万 

これら設備機器だけで 定価合計416.5万

 

さらに2社の提案にはなかった床暖房もお付けして給湯器も交換。構造で補強梁もして一部間仕切り変更、希望された出窓や玄関扉・勝手口を新規で設置して、床下腐食も チェックの上交換も考慮して、トイレ、洗面脱衣室、浴室、台所、居間の内装ももちろん全てきれいにするリフォーム工事。

 

工事前と工事中写真はこれ

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さて、どう変わったと思われますか? いくらになったと思われますか?

 
最終、設備機器のグレードも上がり、床暖房も給湯器も交換できて税抜560万でお願いすることができました。

 

もちろんその工務店さんにも、しっかりと利益がありますが、お客さまにもかなりの値ごろ感もあり、職人さんを含め誰も嫌な思いや悲しみもしない満足できるリフォーム。


これが、ちゃんとしましょ。。。のリフォームです。


ちなみに例のリフォーム会社などは、設備機器のグレードは落ちるし、キッチンのカップボードは含まないし、床暖房も給湯器交換も含まないで別途工事もある見積で800万でしたので、内容のグレードが上がっているのにその差は なんと30%!!


・・・なんだろうね~~ 


こちらとすれば、しっかりオハナシをして、プランを決めて、見積もりもして調整してメーカー交渉して・・・となると簡単な事ではないのですが、これだけの差が生じるのであれば・・・それがプロと言えるのではないですかね~

 

完成後のキッチンはこんな感じ

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これまでも、リフォーム会社が提案していた2000万の工事が設備機器を見直して グレードあがったのに1500万でできたり、耐震補強まるごとリフォームでは、某まるごとリフォーム会社の見積り1800万が1300万などなど価格が見える正直なリフォーム工事では、このような現象が起きております。


もちろん弊社は どれもこれも元請はしておりませんし、純粋にサポートをしているだけですが、こちらに対するお客さまの支払いも必要ありません。
(世間ではこれをプロデュースというようですが私は表現はどうでもいいです)


ということで、あやうく240万以上もの大金を無駄にするかもしれなかった老夫婦を業界の悪習慣から助けることができました。


ね!リフォームであっても、ちゃんとしたらこうなるのです。

 

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HOUSENET WORKS 施工例 STEP1