生業について
現在の不動産売買は、とても理不尽に感じております。
例えば、私が不動産を売るとします。それを依頼した不動産会社に、間違いなく売主となる私から手数料を払う事になります。
これが確実だからよくチラシで〝売り土地求む!〟なんてチラシを大量に配布されたりしています。
だから次に買主さえ見つければ、買主からも手数料をとる事ができるので、その間に入るので早く売ろうとすれば、売り主に安く売るべきである!という間違ったアドバイス?をされます。
もちろん、売れにくい土地ならわかりますが、売りやすいきれいな土地であってもです。
で、売りやすくてきれいな土地であれば、それは不動産業界で捌かれるようになりますが、売り主はあたりまえのように手数料を払って・・・となりますが、今の不動産業界では、これが露骨に見えます。
では、どうすればいいか?でありますが、売り主は、いい土地であれば、しっかりと時間をかけて、できるだけ高額で買う方に売ってあげて欲しいと願います。
中古なら大切にしてくれる方であったり、土地であってもご近所の方に迷惑を掛けなさそうな人であるなら言う事なしです。
で、できるだけ費用の負担がないように手数料を含めた価格で売ればいい。。。というのが人気の場所で理想の土地であれば、探している買主の方は間違いなくおられますので、不動産屋に流さないでしっかりと高く売りましょう。
もちろん不動産屋が売主にとって高く買ってくれるなら、すぐに売ってもいいですが、そんな値付けをして買うはずありませんよね
この生業としている住宅専門サポート〝施主の味方〟ですが、大阪ガスグループ時代からこの家づくりサポートを試行ではじめたのが2002年ですから早くも15年を超えましたが、おそらく家づくりについての数々の難問は、クリアしてきたと思います。
私は、基本的に建築家のイエだけが素晴らしい!優れている!!とは思っておりませんし、中小零細である工務店の良さよさも伝える役割ですし、ハウスメーカーや住宅会社も担当者さえ選んだらいい家づくりになると未だに信じております。
もちろん工務店も設計士も力をつけて、ハウスネット以外からのお仕事で忙しくなる
プロも多くおられますが、それはそれで本当に構わないのです。むしろ住宅業界にとっても建て主にとっても喜ばしい事だと思います。正直でズルをしない家づくりであるならばそれでいいのです。
私自身は、生意気を言いますとハウスネットが志のあるプロ達の登竜門 いや踏み台かな?そんな場所であればいいとさえ思っています。
それだけ社会であたりまえでおかしい事をおかしいと言い続けておりますので。
それはそれでそれだけで怒って離れる人もしばしばですが、その方(または会社)の成長がそこまでというだけなのでどうぞお好きに離れるなら離れてください という思いです。
聞く耳持って 教訓して 改善して それぞれが成長しないと・・・であり、これはいくつになってもずっと…と思ってます。
もちろん社会的に常識的に人として、最低やってはいけない事は、即刻強制的に登録を外すような事もこれまでもありましたが、この業界には、皆さんの知らないと世界では、ほんとありえない事をする方がおられるものなのです。
私が言う事が理想論やきれいごとに聞こえるかもしれませんが、適時やる気のあるプロが入れ替わっていくことで、当社にも新しい風を取り組むことになるし、色々なカタチで刺激を与え続けていきたいと思っております。
現に大阪ガスG時代の当初に登録店だった会社は、ほとんどが既に卒業?撤退?され、ご自分で(中小では〝正解〟とは言えない手法ばかりですが…)営業活動もあちらこちらの雑誌お見かけしておりますが、彼らには家づくりに対する姿勢や住宅に対する思いは、いまだ負ける気がしません(笑)が、15年も経過すれば、少しは住宅業界の意識改革や底上げができたのかな?と感じてはおります。
現在もなお肌で感じているのは、ハウスメーカーと建築家の間の家づくりを望まれている方がとても多い!と感じています
ハウスメーカーまで企画化されていなくても、建築家のように造作や無垢でなくても、それこそラフな感じのデザイナー住宅という感覚で、ここは〝あり!〟だと思ってます。
建築家の方が全く好まない既製品を使ってもここまでできる!という事をお見せするのもプロであると思っております。
もちろん床材でもそれなりの費用をだしさえすれば、いいものができるのはあたりまえですが、そこまでのコストを望んでいない方も沢山おられます。
それをハウスメーカーに頼むとまた高い!工務店はなんとなく野暮ったい…建築家は思いとかけ離れてしまうなどの歯がゆさは、きっとあると思います。
建築家が書いた図面をハイハイと請け負う工務店はおられますが、そんな工務店は著名な先生の家ばかりをして、正直色々な錯覚や勘違いしている事も沢山あるようです。
しかしながらそれらのコストが、そもそも何も知らない無防備な方には、酷な価格となりますし、多少なりともプロ側のエゴが入る家だと感じています。
建て主で依頼主である消費者が、自分の家であるのになにもかも自分で選べない!というのが家づくり業界の実態とも言えます。
そんな中で工務店やハウスメーカー、建築家との家づくりをしたい方のご相談にのってあげたり、色々な見積もりやプランもチェックしてあげたり、楽しく家づくりができるような関係を整備していくののが、本当の意味の第三者的な立場であり、本来の望ましい姿かな?と思っております。
昨今、建築家がつくるプランでも満足できないという方の相談も多く受けております
耳を傾けない
押し付ける
作品をつくろうとする
なんとなく相性があわない
修正変更を言うと怒り出す
などの理由が挙げられますが、例え、建て主が素人であれ、選ばれなかった!という現実を驕ることなく、素直によく受け止める考え修正をしていくべきだ思います。
そんな事を含め 建築家との家づくりの整理できて前向きに改善していっております。
小さなリフォームをすることでお年寄りのサポートも考えていきます。
大切な資産ともなる不動産を価値観で判断して、単純な計算による査定価格より、できるだけ高く売ってあげたいとも考えています。(もちろん場所によります)
個人的な夢としては、大量にある家づくりの本をゆっくり読める小さな不動産屋兼家づくり相談室兼カフェも考えたりしておりますが、そんな様々な課題を楽しく取り組んでいきたい!と思っております。
■ 常に変化と進化はあるものです