素人さんの為の家づくりい・ろ・は

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元請けでない元請け

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祝日の日の住宅展示場を見ても以前よりは減りましたが〝安心〟を求めてまだハウスメーカーで建てる方が多いようですが、今とこれからの時代 大手だから必ずしも安心な家づくりができるとは言えないものです

 

極論すれば、会社そのものは個人の住宅業を仮にやめてもまだ存在するので安心かもしれませんが、安心できる家づくりがどこもかしこもできるかと言えばそうではないという意味ですが、会社が潰れる事や住宅業を撤退するなどに関しては、上場しているとかはこれからは言ってられない時代に入ります。

 

下記は予測の資料ですがこのように順調には下がることはないですが、ベースの軸派のようになるであろうという事ですので60万戸前後 つまり90万戸を超えている今の時代から急減速して3分の2になるという事なのでこれらの理屈からも3分の1減ってもおかしくないのです。

 

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しかも、仕組み上、組織上、皆さんが建てる家がもっとも高い価格であるといえるので、では、何のためにしかもどんぶり勘定のハウスメーカーで建てるのか?と感じます。


鞄や時計のようにブランド志向なのか?

 

それがそれらのブランドメーカーのようなVIP対応なら、その対応についておそらく満足されるかと思いますが、そうではなく、大手ハウスメーカーでも営業窓口のほぼ個人対応。であるのにその価格は 尋常ではありません。

 

対応が業界で最も良い!というわけでもありませんし、プランが優れている!仕様がとてもずば抜けている!とは思えないものが沢山あります。


対応は 縦割りで契約した途端に営業マンが見えなくなったりするし、さきほどあげたように見積もりはドンブリ勘定で大雑把。辻褄合わせのプランの大きさとモデルハウスとは関係ない仕様で契約したのちにあとから次から次へと聞いていなかった価格が追加請求されたり・・・現場は打合せしたことが反映されていなかったり。


結局、皆さんが、本当に心から大手ハウスメーカーに何を求めているのか?であります。


失礼ながら、ハウスメーカーに頼む方の相談で、私には最後まで腑に落ちない点がよくあります。


安心!安全!といいながらも、足元だけを見られている決して安心できる契約の内容の状態ではないものばかりで、これから先の住宅市場の事を考えると会社の安定という点でも、分譲会社やアパートを建てる会社などの株などは資産を預けるほど安心して買えるものではないと素直に思います。

 
それが上場もしていない、情報も見えない中途半端な見かけだけの住宅会社なら、なおさらでシャキ!とした零細な部類の工務店より対応が悪かったりする場合は、多々あるようです。


一流ハウスメーカーだけでなくても、今の時代でもコマーシャル費用が安いのか、様々な会社がテレビCMによく出ますが、しかしその会社名を信用して契約しても、実際は、リフォーム会社を含め、協力会社や提携会社という名のもとに下請け、または孫請けに丸投げしている会社が実に多い事も既に皆さまはご存知。


まだまだ不安定で信頼できないこの景気。決算時の最後のしわ寄せは、いつもその協力会社(下請け)にいきます。


ファックス1枚で 請求の●%下げます!と送ることなど今でもよくあることのようで仮に200戸建てている会社であれば、1件当たり10万円さげると途端に2000万の利益を生むのだからラクで仕方がないだろうと思う。

 

見積時に価格を叩いたうえに請求時や発注時にさらに価格を叩くゼネコンなどはザラできれいなやり方、かしこいやり方とは思いませんが、仕事があるから勘違いした天狗な対応なのでしょうね。。。


で こんな話を聞いて 建て主である皆さんは気持ちいいですか?
これから先 ずっと残ってほしいと思う会社ですか??
社会に貢献している会社と言えますか?
関わる人全ての人を幸せにしていると言えますか?


その協力会社(下請け)の経営者の立場で考えればたまったもんではありませんが、そんな心が痛む事を何も感じず、この先ずっと業界で続けていけるとは思えませんし、思いたくないものです。


しかも竣工引き渡し後にあとでメンテや不備が発生するとそれらは下請けに丸投げして、一切の責任を負わないメーカーもまだまだ沢山あるようですよ。


 誰が元請けしたの?
 何のための過剰な利益をとっているの?


大手ハウスメーカーのメンテなどに電話をしたら 彼らはなぜか


  『させます』
  『言っておきます』


そんな言葉が多いようですが この言葉だけでもよく心がわかります。


そうなると全てのしわ寄せなどは、協力業者(下請け)の監督さんや職人さんにいき、場合によっては、手間だけかかって報告してもお金は一切もらえなかったり・・・もよくあるようです。


 これ 大嫌いな仕組みだ・・・


こんな事が繰り返されて廃業になったり、家づくりに関して心がこめられなくなり全く魅力のない仕事と感じらるようになるみたいです。


それらを少しでも防ごうと現場でどうするのか?

 

基礎や構造や下地材、断熱材は仕上材で隠れてしまう。下請けなどは、自分たちが生き残るためには、やむなく見えないところで手を抜くことを考える経営者もいるようで、特に現場に施工技術などを求める事もなく、価格だけなんとかでできないか?という発想の建売のような発注形態は、発注者について現場の事はわからない素人だ!と判断してそのように考えて対応をするようです。


これが、建売や最近蔓延るなんとも信じがたい価格で建てることができる理由となります。


その他にも利益がなくても暇よりまし。ということで仕事をしている下請けもあるようで、元々さほど利益がない現場なので気持ちの入らない家づくりは、あたりまえに出来あがりが違ってくるものなのです。

 
これらの家づくりの背景が、欠陥住宅の要因でもあり、協力業者(下請け孫請け会社)の経営を厳しくしている現状なのであり、建売や程度の悪い住宅会社や丸投げが多いリフォーム会社によくありがちな仕組みであると言えます。 


元請けでありながら元請けでない会社ってほんと多いですよ。。。

 

◆これらの多くの要因は 昔ながらの体質

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