素人さんの為の家づくりい・ろ・は

素人さんの間違いだらけの家づくりの知識。 あなたの家づくりに役立つ知識を大公開! 続きはブログで・・・

依頼先を何をもって決めるのか?選ぶのか?

f:id:house-net:20180606102821j:plain

 

住宅業界も不動産業界も見ていると色々としなければいけないことやできる事や考える事がまだまだあります。小さな工事が対応できるように職人さんだけ集めて紹介しようかなと思っているようなニッチな事もあります。

  
今の家づくりは、流れ的に建て主がしっかりとした家づくりができない環境であるという事を改めて認識しております。


そもそも何を見て判断するのでしょうか?


安心な会社?  

・・・これって上場していても突然なくなる時代です。急成長した会社ほど怖いですし、派手に宣伝している中小零細会社も経費負担が怖いです。

 

しかも仮に上場している会社だからといって、担当者レベルの仕事でしかしないので、いい家づくりができるモノでもないです。

 

価格? 

・・・明確な理由がない安さって怖いですよね。手間まで一般より安ければ、さらに怖いです。ヤスモノ買いの銭失いになりかねません。別途の価格設定や追加費用も怖いです。


耐震性? 

・・・プランなどのポイントを押さえれば、それだけでも耐震性上がります。設計のプロでもない方が、何も考えずにわけのわからないプランを作成するからです。躯体をしっかり考えないバランスの悪いプランなんかするからですよね。


性能? 

・・・こればかりは、価格が高いからいい!というものでもありません。価格の差がありながらも、性能は変わらないものもありますが、とかく売り手側は、売上重視の法則で価格優先で売られるものであります


プラン? 

・・・先ほども言いましたが、消費者はプロでないのに、採光や風、構造や経済的なプランニングや動線などをしっかりチェックできます?


工期? 

・・・動く前はダラダラでいざ動き出すと急いでいる方が多いですが、プロはさっさと片付けることができるお客さまが理想。その理由は、すぐ数字になるからですが、でも、消費者の立場で考えれば、大切な部分がかなり横着になっていませんか?


担当者? 

・・・そもそも、そんなことだけの理由で家づくりをする相手を選んでいいものか?しかも、その方営業だけが仕事とちゃいます?

 

大阪東京のエリアではない方のサポートをしているとよくこれらの質問が来ますが、電話相談だけで納得されます。ですから素直に第三者の立場の方に聞けばよいのです

 

www.ie-par.jp

ネットだけで業者を何社か集めるサービスについて

過去の事例からのオハナシですが、東住吉区の長い公園近くのお客さまは、某ハウスメーカーの3階建てのLDKリフォームの工事。工事期間は1週間ほどで、キッチンの交換と新設として1階にある洗面まで行くのが大変なので寝室近くに洗面化粧台を置く工事でした。

f:id:house-net:20180603104929j:plain

 

このお客さまは、私に相談が来る前に実は、ネットだけで何社か集めることができるサービスを活用され、その内2社に絞り込み、どちらかの会社で決めよう!として決める根拠がわからないのでその際に私を見つけご相談がありました。

  

その両社の差額は、70万。同じことを頼んだはずなのにその時点で、もうそこからわからないようですが、資料を見て分析すると安い会社の提案は、給排水工事ができない場所、つまり、部屋の真ん中に洗面化粧台を置くプランでしたが、どのように給排水工事をするのかが、全く考えられていない提案内容でした。

 

これ、嘘みたいな本当のハナシですが、これをするために1階のホールや廊下の天井をめくらないといけないことになりますが、見積にはそのようにはなっていない、つまり工事が始まると理由を並べて、追加や別途工事として高額な費用が請求されることになっていたことが予想されました。 

  

相手が、リフォーム会社であってそこに頼んでいても、このように窓口となる方が素人であるとこのような事がおきるのもリフォーム工事ではよくあるハナシですので皆さんもくれぐれもお気を付けくださいませ。

 

要は、担当するその方、説明する窓口の方が理解して提案しているかどうかです。

 
ネットだけで安易に業者何社か集める事ができるサービスは、最近ではとっても多いかと思いますが、この方が利用したのは、ホー〇プロのサービスを採用されたようですが、このホー〇プロは、当初は大阪ガスのスタッフでされていましたが、現在は、ほとんどリクルートがメインでされていると聞きましたが、なぜか、例のスー〇とは、違うようですが、そのあたりはどうでもいい話ですね。

  

しかしながら、このように人と会わずして、ネットで何社か紹介されるシステムなどは、このリフォームだけではなく、新築や建築家もあったりします。


さて、ネット上だけで紹介はされますが、問題となるのは、今回のように提案内容にそもそも問題があっても、見積内容や価格が適正でなくても、その紹介する会社が問題にする事なく、そのまま素通りで、結局は、その良し悪しの判断を素人である消費者が、判断しなければいけないという点が、今の家づくりの大きな問題点であるという事に、今回のお客さまと同様に皆さんも気付いてほしいものです。

 
プランの無駄が多い、動線が悪い、価格が適正と言えるのか?追加請求されそう、騙されるような商談をされている?提案そのものが悪い!などなど、何のトラブルがあろうが、全ては何もわからない発注者となるお客さんが決める事だから、彼らは、広告の一環として、結局は、自己責任という都合のいい言葉で片付けていく傾向があるようです。 

 
ですから、今回のお客さまのように

 

『そのホー○プロを利用して2社と商談、その2社で比較、提案がよくて安いと判断した会社で決めて契約して工事して、工事中に今のままでは無理なので別途としている追加費用が必要と言われたので仕方なくお願いすることに。もちろんその提出された費用は、どことも比較検討していないので言われるがままの価格で受け入れる事になったが、それが思わぬ額の出費になった。』

 

と危うくこのような図式になるところだったわけです。

 

これって、あたりまえのように感じるかもしれない流れですが、実はそもそもできない?いや出来ない事はないが、無駄な工事が増える事をできると提案したプロ側が悪いのであり、現場を知らない窓口の素人が提案するからこんな事になるのです。

 
工事が始まってからのこんな感じのトラブルが、実は多いようなのですが、リフォーム会社側は、あたりまえのようにふるまいがちですが、いずれにしても、何ら解決されていないネットによる業者紹介システム

 

本当にそんな家づくりでいいのですか?をよく考えてご依頼してくださいね。

 

www.ie-par.jp

理屈で考えるとおかしいですよ その1棟まるごとリフォーム!?

 

以前 大規模リフォーム工事をした現場の隣では、某大手会社の1棟まるごとリフォーム。この某大手は、協力業者の方々から耳に入るうわさは絶えないので、所詮噂に過ぎないですが、ピークは過ぎた感じはします。

  

いまこの住宅業界では、流行言葉として、リノベーションと称して、中古住宅を買ってモデルハウスにしているようなところもあり、先々中古住宅として再販されますが、いずれ弊社でも、中古住宅を買って、しっかりしたリフォームをいずれしたいと考えています。

 

さて、この大手の1棟まるごと大規模リフォームの類を理屈で考えてみた。

 

新築とどう違うのか? 

 

耐震診断はするが、今の耐震基準であれば、どの中古住宅でも、ほとんど危険とでることを彼らは説明をしないですが、コレってズルクナイ?

 
耐震診断を餌にリフォームを契約しようとする点検商法
もう胡散臭いリフォーム手法 そろそろ辞めませんか?


これってある意味半分脅しですが、ほんと真面目な消費者に失礼ですので、純粋な気持ちで公平な立場である検査会社を紹介してあげてください。

 

で、結局、構造体は、どこまで腐りや交換などするのだろうか?
それって見えないのに何を根拠にそういえるのだろう?

 

一度、丸裸で見えるスケルトン状態の骨組みまでしてくれるのか?
それとも、現場で見かけることもある上っ面だけなのか?

 

では、仮に骨組みまですると考えてみよう。

  

まず、骨組みまでされるとすれば、チラシには住み替え不要!と書かれていたりしますが、虚偽広告になりませんか?となれば、どちらかが嘘となります

 

もちろん骨組みまでされた家には住めない。

 

となれば、そもそも骨組みまでされるのがオプションなのか?
住み替え不要が偽りなのかである。

 

で、その内装などがきれいになっても、そもそも重たい屋根もしっかりリフォームしなければ、大きな地震の際には怖いですし、雨漏れの原因になります。

 
で、基礎はそのまま? その基礎には鉄筋入っているの? なぜ補強しないの? するならどの程度までするの?? 耐震診断しておいて基礎はそのまま? なんで??

 
地震がきて、仮に建物がしっかり建っていても、基礎が倒壊したら家として成り立たないのですぞ。

 

f:id:house-net:20180601113507j:plain

 


まして 地盤はさわれない。

 

つまり、提示したどんぶり勘定の価格は一体どこまでするのか、さっぱりわかりませんが、理屈で考えてみると

 

新築-基礎工事-屋根工事-構造体+補強?=新築の半分の価格になるはずなんてありえないという事がおわかりいただけるかと思います。

 
大雑把に言うと建物2000万に対し、基礎200万+屋根150万+構造200万-補強50万で 合計500万程度の減額。。。これが本来の大規模リフォームの価格のイメージではなかろうか?(新築費用に地盤改良含まず)

 
他に解体等は、手壊しと機械の差が出て、さらにリフォームのほうが高くなるわけですから、どう考えても半分にはなりません。

 

では、なるようにするためには、ほとんど解体しないで使う上から貼る・・・つまり臭いモノにフタをするという感覚なのでしょうか?・・・知らんけど。

  

それとも下請けを大いにいじめているのでしょうか?・・・どちらかしか考えれないです

 
ということで冷静に考えれば、そんなあほな・・・という広告などは多いですので、消費者の立場である皆さんがお気をつけてくださいませ。

 
広告を出す側は、魅力を感じさせないとチラシなどの反響がないからですが、でも誤解をするような広告はダメだ!と思います

 
まるでその価格でできるような事を書いておきながら、あれはオプション!これは別途!諸経費ももちろん計上していません!!などはいかがなものかと思います

 

しかも、細かい明細がなく見積もりは、紙一枚のドンブリ。

 
特に不動産会社のチラシは、ズルーイ掲載をしています。

 

新築マンションなどは、モデルハウスの家具でごまかされていませんか?それらの家具も高価なものが多いので、皆さんは、それをのぞいた空間を想像してください。

 

そうなれば、さほどどこもかしこも変わらないはずです。壁と天井がクロスで床はフローリング。あたりまえですが、照明器具も自分で買わなければいけないのです。

 
ですから、ひっかけ広告に引っかからないで、売る側の思う壺にも、はまらないでくださいね。

 

大規模リフォームもご相談ください

housenet.jp