素人さんの為の家づくりい・ろ・は

素人さんの間違いだらけの家づくりの知識。 あなたの家づくりに役立つ知識を大公開! 続きはブログで・・・

その家づくりの比較 間違っていませんか!?

大きな会社のグループの小会社にいた時によく人事移動によって常に責任が回避できるような役所みたいな仕組みになっているんだなぁ~と感じていた。

 

3月まで業績が悪くても4月に異動になればあっさり過去はナシにできます。新任は、その4月以降に何を言われても前任者の責任にできますが、そこまで追責されない。

 

時折12月末なんかに移動があったりすると余計に中途半端な移動なので誰も責任がないような仕組みとなっており、業績悪ければ結局はそこにずっといる社員のせいになったりするので経営者がコロコロ変わるので、方針や考え、仕事は蓄積されることなく短期間でごそっと変わったりしてましたし、爪痕残すかのように部の名前を替える事なんてしょっちゅうで、時には事務所まで変えたりして、そんな事ばかり繰り返しているように見えた。

 

そんな企業の中で新しい工法の取り組みを進めかけた時に現在のスタッフ連中は、自分たちがよく知らない扱った事ない工法だからと否定するデーターを集めて上司に〝だから扱えない〟と報告された事がある。私は、市場が違うので一般的である在来工法を会社で積極的に取り組みべきである!と申しましたが、その材料によって徹底的に否定されたが、会社や組織というものはそういうもので、特に先導切って引っ張っていく経営者がいない会社では、何をしているのかよくわからないという人が、責任者や経営者になったりするのも子会社の宿命である。

 
ここで私が何が言いたいかと言いますと、皆さんも比較するならしっかりと比較してくださいという事であり、間違った比較をしてはダメだということです。

 

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腐食しているリフォーム下地

 

例えば、よくあるのはリフォームで現在の床をそのままにしておいて床材を上から貼るだけの工事とその下地からしっかり取替える工事では、その工事内容が全く違うので あたりまえに価格も違ったりします。

 

また、仮に見積にしっかりそのような事を書いてあっても、見積書式も各社ばらばらで工種別だったりするからわからないようになっていたりします。

 

わが家では、工法の価格の比較しましたよ!って言われても 例えば、ある特殊工法だけを推奨している会社にその他の工法の見積もりを出してもらっても 「特殊工法以外の他の工法の方が安い!!」なんてあなたに報告するはずがなくて、自社にとって都合のいい絵を書くに決まっているのですがおわかりですか? おそらくもっと他の工法なら安くできるはずなのに最低でも同じ価格になるように見積もりを作って出します。

 

そうです。
お客さまがいくらその会社を信頼していても・・・です
なぜ信頼できる会社と言える根拠がないのです。

 

ですから、仮にそれで特殊工法以外の他の工法を選んでも高利益で〇となり、推奨している工法ならなお良し!という図式となりますが、おわかりいただけます?

 

たぶんあなたがもし売る立場であればきっとわかるかと思いますが、そんなもんです。

 
なので、その場合の最適な比較方法は、その特殊工法ではない別の工法を得意としている会社としっかりと比較をするようにしてください。そうすれば、間違いなくその差は
歴然と見えてくると言えます。


これが本来の工法の違う家づくり会社を比較する方法であります。
さらに理想を言えば、同じ規模の会社と比較することが望ましい。


とにかくこの家づくりをする業界の人たちは、自分たちが主導権を握り、都合のいい絵を書く人たちである!と思った方が、腹も立たなくて丁度いい加減であると思います。

 

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木はツカイヨウ、アジワイというけれど・・・

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数年前にご近所の建築家が建てた家ですが、できた時は、味わいもあり、木も使いようでしたが、数年経過すれば、残念ながら無垢の木の部分も苔が生え、色落ちもしています。

 

建築家は、味わいを求めて施主に木を薦めますが、見る実例写真は、できた家の実例ばかりですので数年後の実態を見たり、手入れ方法などまで聞いた方がいいですよ。

 

最近の実例でも、外観で木を使った事例が増えていますが、特に建築家系は、白い壁と同じでこれもお好きな方が多いです。


家が完成して〝作品〟と知って、プロカメラマンが写真を撮って、いかがですか?と 次なる新しいお客さんに雑誌などでお伝えします。その新築時の写真を見てわが家も是非と言われますが、メンテに投資 いや浪費するつもりの覚悟が必要です。


そんなできた時は、さぞかしよかったであろう、この先大変な思いをするであろう事例を数点掲載します。まずは、次の写真をご覧ください。

 

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いかにも建築家が建てた家。シンボルツリーもぼっさぼさで住まれている方が大変そう

 

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おそらく、まだできてまなしの全身木で覆われた家ですが、塗装は時々しないといけないわ、木の劣化で外壁はやりなおさないといけないわでなかなか育成費用がかかる家です。

ちなみになんか見たことがある家だなぁと思っていたらもっているメジャーと同じでした。

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上とは違い数年たった後の外壁 こりゃぁメンテも大変です

 

次にある商業ビルの外壁 高さがあるので足場もいるからメンテが大変。少々くたびれている商業施設だけにその費用もなさそうです

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商業ビルの外壁

最近工務店でも多いのが、次のようなこういうパターン

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格子付

このデザイン きれいですので私は嫌いではないです・・・でもね。
住まい手に確認してから 理解してからで エゴではダメです。

月日が経過すると必ず 木なので上の事例のように劣化しますのでそのための対策も同時に考えてくれないと・・・です。一本一本外すのかな?


例えば 次のような事例 

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もちろん防腐処理などはしていたとは思います。でも、住みながらそんなに都度するわけではありません。おそらくこれらもできた時には、それなりに作品といえるでしょうし、とってもかっこもよろしかったはずですが、メンテはそんな簡単にしませんが、これをアジワイといいますか・・・


自分たちが作品を維持するためにお金をかけてメンテするわけでもないのであれば、住む側の身の丈のを考えて、しっかりと考えてその人の立場に立って提案してほしいものです。

 

もちろん都度お金をかけてメンテをするという方が施主さんならいいですが、建てる際にしっかりお金をかけたのでそんなにお金をかけてられないという方がほとんどでは?

 

となれば、やはりメンテを考えて提案をしてあげて欲しいものですが、おそらく設計された先生方は、これらの現状を見てどう言われるのでしょうか?残念ながら、自分はメンテナンスしないから!って思ったりするのでしょうかね。。。


場合によっては、塗装するために足場をかけたりとその費用が馬鹿にならない事知った上で言われるのでしょうか?
 
なら、メンテ時に足場が必要でないような提案をしてあげるべきでしたのでは?


てなことで このような事も踏まえて自分の家なのでしっかり考えた上で木を使って気も使った家づくりをして欲しいと願っております。

 

 建てる時に高い
 住みながらも高い

 

そんな家は 誰も望んでいないと思います。

 

◆ホームページ 更新しました

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設計依頼のキャンセルにお金を払わなきゃダメ?


ご質問がありましたので ここでご紹介しておきます。ただ下記に関しては、建築家側の説明不足なのか、施主側の理解不足なのかこの手のハナシのトラブルの話はよく耳にします。

 

■ご質問内容は ・・・ 

知り合いの工務店から紹介された設計事務所とプランを進めたのですが、正直提案力もないし、相性もよくない様子で紹介された事もあり仕方なく続けてましたが、1年経ってもまだ決まっていないのでお断りを申し上げたら、これまでの作業料として100万を請求されましたがこれって常識ですか?


さて あなたが同じ立場ならどう思います?建築家側と施主側で考えてみてくださいね。

 

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◆◇◆ では、そのご返事です

いやいや、優しさも情けも絡んだ厄介なケースです。まず紹介していただいた知り合いの工務店にご相談すべきです。なぜその方だったのか?紹介した理由もあるでしょうし、責任もあるわけですから・・・。

 

ただ工務店も自分が設計できないから丸投げしていることも想像でき、要するに自分都合で全く意識がないかもしれませんし、相談してもお支払すべき!とも言いそうですが、紹介する側のセンスもありますので…

 

これは、相性もありますが、提案力のない方を紹介した事がそもそもの原因だと思いますが、いかがなものでしょうか?

 

仮にその工務店が絡んでいないケースとすれば、実費精算でいいはずなのですが、さてこの実費精算として結局なんだかんだと100万近いお金を請求してくる?いやもしくは100万を超えた見積りを作成して100万でいい!なんて言い出しかねませんので、結局はつじつま合わせをしてくるので請求される事になるでしょう。

 
相性もあるのですが、設計事務所とはいえ、医者と一緒で腕利きであったり、やぶ医者であったりします。なので、本来は設計を依頼する前に〝センス〟を含め、必ず確認すべき事が多くありますが、おそらくそこを端折ったがために今回のような問題が起きたものと思われます。

 

  • 設計料はどのぐらい必要なのか?
  • どこまで無料なのか?
  • どの時点で正式に依頼する、しないの判断をするのか?
  • どこまでしてどれぐらいの費用なのか?
  • 契約した後解除すれば費用などはどうなるのか?
  • 費用に含まれる内容と含まれない内容  などなど。


設計契約という形をとらなくても 口頭や書式でしっかりとお願いします!といえばいいし、口頭だけでも契約が成立したりするものです。

 

でも未だにプランもできていないのであれば、それは先方にも責任のあるところですが、そのために時間を要して内容を詰めている!というわかったようなわからないような正論を言うでしょう。

 
どうしてもということであれば先方の漠然とした価格ではなく、明細を出してもらい、打合せに半日でそれが何日かかってなど内容を詰めないといけないでしょう。


それにしても、あなたの知り合いというその工務店の対応が一番の問題だと思います。知り合いだからこそ何も言えないのも問題ですが、知り合いだからこそ丁寧に一つ一つ進めていかなければいけないのですが、業界らしい対応と言えばそうかもしれません

 
これまでハウスネットでは、施主が払うから…と言って最後には、言った覚えがないといって払わない悪いお客さまも逆にいますから、どちらのケースでもある事のようです

 

ありがちなのは点検を含めて人が動いているわけですから、漠然となんでもサービスと思わない事です。相手の事をも思いやれば、センスは残念ですが、お手間を取らせて引っ張っているという点は事実ですから、100万が適正とは言えないかもですがそのあたりをお互い確認しなかったのが問題と言えますのでどちらが悪いとかは言えないです。

 

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